【今日どう?通信】人にお願いできる回数は決まっている!?

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地域活動や市民活動をしていると、どうしても人にお願いごとをする必要が有ることがあります。
イベント運営や、会報作り、何か貸してもらったり…etc、etc。

皆さんいい人なので「いいよ、いいよー!」と心よく手伝ってくれる方も多いのでついつい甘えてしまいます。しかし、それが何度も何度も続くと、最初は楽しく一緒にできていたのに、だんだん疲れてしまったり、負担になってしまうケースも少なくありません。

先日、社会福祉協議会の中之島支所さんに、配食サービスの話を聞く機会がありました。配食サービスは、独居高齢者へ食事を届けるサービスで、調理も配達もボランティアの方々が支えています。中之島では毎週金曜日に配食サービスをしているそうですが、そんなに定期的にボランティアしてくれる人たちが集まっているのか聞いてみました。
するとスタッフの方曰く「年に3回くらい順番が回ってくるのがちょうどいいくらいです。それくらいがボランティアが長続きするコツですね」とのこと。なので、ここでは130人ものボランティアさんが協力しているそうです。

また、同じく中之島で「’04中之島記念公園」のお花を管理している中之島ラブフォー隊の方にも同じような話を聞きました。公園では花植えイベントには毎年たくさんのお客さんが来てくれるのですが、その後の花の水やりは中之島ラブフォー隊のボランティアさんが毎日やってくれています。2人一組で1週間の当番をするそうですが、やはり「年に2回位当番が回ってくるのがちょうどいいんだ」と仰っていました。これも皆が楽しく出来て長続きするコツだそう。

どちらもベテランのリーダーさん。「ボランティアは理屈ではないからね。気持よくやってもらうにはちゃんと協力してくれる人たちの様子を見たり、話をきいたりしなきゃね」とすごく考えられて団体運営をしていました。

おそらく、何か活動をしていく上では、
・気持よく楽しんで協力してくれる範囲。
・できる限り応援したいがんばて欲しいという範囲。
・一緒に使命感・責任感をもって行動してくれる範囲。
など、人によってお願いできる範囲や、回数が変わってくるでしょう。

「お金を払ってやってもらう」ではない部分こそ、
相手と自分との関係づくりや、コミュニケーションを蜜にして
お互いに気持よく活動ができる距離感を見つけることが大切そうですね。

(写真:のもーれ長岡もたくさんのボランティアで運営されています)

唐澤 頼充

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