<読書>「ない仕事」の作り方|みうらじゅん

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読んだ。

思った以上に真面目な内容。長年生き残っている「変な人」ほど、王道の仕事術をとっている。普通の人の方がよっぽど適当な仕事の進め方をしている。外から見える自由さの裏側には、常人には想像できない手堅い戦略があるのだなぁ。

「好きを仕事にしたい」とはよく聞く話だが、みうら氏をはじめ、そのような仕事を実現している人の多くは好きなことに対して「人生をかけたインプット」をしている。ある種のフェティシズム。病的にも感じるほど。
そして、インプットだけでなく、自分なりに再構成して表現することを幼少の頃から繰り返し繰り返し続けている。

映画監督の押井守氏によれば、膨大なインプットにより作られた「データベース」。その中から表現に使うものをすぐに引き出せる「検索システム」。この2つが揃っている人が表現のプロフェッショナルになれるのだとか。

みうら氏の仕事の根本も、他の人が持っていない唯一無二のデータベースと検索エンジンを持ってるかどうか?だ。

 

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