【今日どう?通信】長岡花火とポケモンGO

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8月2・3日は長岡花火。2015年には2日間で人口の3倍以上にもなる104万人の観覧者が集まった長岡市の一大イベントです。今年2016年は両日とも平日ですが、それでも全国から多くの花火ファンがここ長岡に詰めかけることでしょう!

そんな中、一部でささやかれているのが「ポケモンGOの影響が出るのか?出ないのか?」という点。ポケモンGOは言わずと知れた7月末にリリースされたスマートフォンのゲーム。位置情報を活用することで、現実の世界を舞台にして、ポケモンを捕まえたり、バトルしたりする体験ゲームです。多くのプレーヤーがスマートフォンを片手にそこらじゅうを歩き回ったり、これまで人が集まらなかったような場所に集まったりしている様子が、ニュースで大きく取り上げられるなど社会現象になっています。

 

ただでさえ人が集まる長岡花火で、ポケモンGOプレーヤーがどのような動きをするのか?ドキドキする声がインターネット上では多く上がっています。

 

<参考>地方のポケモンGOはどうなのか? 新潟県長岡市のツイ、花火会場はどうなる?:http://togetter.com/li/1003568

 

花火が始まってしまえば、みんな小さなスマートフォンの画面ではなく現実空間の空に広がる信じられないような美しい光景に目を奪われることは間違いないでしょう!しかし、気になるのは花火が始まるまでの時間と、終わってからの時間。ポケモンGOユーザーはポケモンがいるところに集まります。今まで人が集まらなかったようなところにも集まるので、花火運営側は「変なところに人が集まったらどうしようか」とドキドキしているという訳です。一体どうなるでしょうか?

メイン写真

 

ただ、ポケモンGOに対しての心配ごとだけではなく、期待もあります。ニュースを見たり、自分でもやってみてわかるのは、ポケモンGOによって、今まで行ったことがなかったり、用事のなかった場所にわざわざ足を運ぶよう、動機付けされるということ。そうして足を運んだ先で、「こんな場所があったんだ」と、思わぬ発見があったりします。

長岡花火でよく言われるのが「花火を見たらそのまま帰ってしまう」という点。花火だけが目的だと、他のことに目を向ける余裕はないものです。しかし、そこに例えばポケモンGOのようなゲームが加わると…「せっかく長岡市に来たのだから、どんなポケモンがいるか探してみよう」とか、「この場所(ジム)に行ってみよう」といった動機が生まれます。そして、実際に足を運んでみたら何かに出会ったり、美しい景色を発見したりする。そんな新しい人の動きが生まれるかもしれないのです。

もちろん、そんなにうまくいく話ではないと思います。しかし、「ついで」を生みやすいゲームの登場にいろいろ期待は持ってしまいますよね~。

そんな「ついで」が生まれるのも長岡花火という皆の目的になるような大コンテンツがあってこそ!その根本となる、花火に込められた1945年の戦災、2004年の自然災害などからの「慰霊・復興」への想いを受け継いできたからです。目の前に広がる花火を目一杯楽しみ、その「ついで」がプラスになるか、マイナスになるか、見守ってみましょう。

 

唐澤頼充

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