先日は、バレンタインデーでしたね。
久しぶりの平日バレンタインということで、義理チョコの売上アップを期待しているなんでニュースも見かけましたが、結果はどうだったのでしょうか?
バレンタイン、ハロウィン、クリスマスなど、日本は海外の文化をぱぱっと受け入れて、みんなで「〇〇しましょ!」とブームになることがたくさんあります。外来文化だけでなく、近年の恵方巻ブームなどもそうですね。「すぐ流行に飛びついて…」と、眉をひそめる人もいらっしゃるとは思いますが、それでも多くのブームが生まれるものなので、「そういうもの」として肯定的にとらえましょう。
さて、バレンタインは「〇〇しましょ!」という掛け声で、女性から(が)チョコをもらえる(あげる)という行動が生まれる日です。義理でも嬉しい!ありがとう職場の皆さん!
けれど本当は、異性にプレゼントを贈るのは、いつでも、だれでも、自由にしていいはず。しかし、好きにしていいよと言われても、なかなかできないものです。ただ、みんなで「〇〇しましょ」の声があれば、大手を振って行動に移ることができます。
思えば年賀状も、手紙やはがきを出すのは自由なのに、風習があるからこそ、なかなかできないコミュニケーションのきっかけが生まれます。また、お歳暮・お中元文化も、「○○しましょ」コミュニケーションを生んでいるとも言えます。
そんなことから、ブームが生まれる背景に
「〇〇しましょ」という声掛けがあった方が、
人は行動に移りやすい。
逆に、自由にしていいよと言われても、何をしたらよいのかわからない。
という、人の気持ちがあるような気がします。
さて、
地域の活動や、自分たちの取り組みの中で、人を巻き込みたい!と思っていてもなかなかメンバーが確保できないといった悩みは多いものです。
けれど、周りには実は「本当は興味あるけど、どう行動したらわからない」だけの人がいるかもしれません。そういった人たちに「〇〇しましょ」というわかりやすいメッセージを出してみるのはいかがでしょうか?
いやいや、メッセージ出しているよ!と思う人は、
「自由に関わってくれていいよ」「なんでもいいから手伝ってよ」「いつ来てもいいから」
なんて、言っていないか振り返ってみましょう。
「自由に」「何でもいい」は、行動が生まれにくいというのは、バレンタインや年賀状の例からわかります。もっと、「2/14は女性から男性にチョコを贈りましょう」くらい具体的に、いつ、どこで、なにをするのか、を明確にしてメッセージを送ることが大切です。そうすることで、気になっている人の行動のハードルがガクンと下がるはずですよ。
もちろん、中身が楽しそう!と思ってもらることが不可欠ですが
まずは、「私たちと一緒に〇〇しましょ」というメッセージをぜひ具体的にしてみてください。
NPO法人市民協働ネットワーク長岡
唐澤 頼充 ※平成29年のバレンタイン義理チョコは2月いっぱいまで、協働センターで受け付けています(^^♪