2017/7/7 アンテナの高い男

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新潟県長岡市で、クラウドファンディングサービス「campfire」、ECサイトサービス「base」のイベントが開催された。企画者は「“地域を食べる”をデザインし、ずっとつながる地域の力になる」をコンセンプトに、地域商品プロデュースやコーディネート、地域プロモーションなどを行う㈱FARM8の樺沢敦氏。私の元上司であり尊敬する男だ。

樺沢さんを見てるとつくづく思うのが「アンテナの高い男はおっさんになってもずっとアンテナが高い」ということ。初めて会ったのは今から8年くらい前で、同じマーケティング会社で働いていた。あの頃から、よくしゃべる、常に最先端を把握しながら仕事してる人だった。

とにかく新しい情報をいつもキャッチしては「ねぇねぇ唐澤くんあれ知っている?」と業務時間に話しかけてきては、新しいテクノロジーやビジネスモデル、面白いコンテンツ、やってみたい企画などいろいろと話してくれた。私も私でそういう話が大好きだったので、たくさん語り合った。あの頃はお互い20代だったのか?樺沢さんが30代になりたて位だったか。

私が先にマーケティング会社を辞め独立。今思えば半分くらい樺沢さんにそそのかされたからなような気もする。まぁ自分の意思なんだけども。その後、樺沢さんも辞めて今度はNPO法人に入りまちづくりなんてものをやり始めた。「何やってんだこの人?」と思っていたけれど、情報交換する度に、相変わらず「ねぇねぇ唐澤くんあれ知っている?」と、新しいテクノロジーやビジネスモデル、面白いコンテンツ、やってみたい企画などいろいろと語り合った。そして、何か私もいつの間にかNPO法人の活動に参加することになった。それが今の職場である。

私をNPOに引っ張り込んでおいて、樺沢さんはちゃっちゃと辞めて自分の会社を立ち上げた。何か食品を開発して売るんだと加工場を作ると聞いて驚いた。だって、マーケティング会社に言っていた起業のセオリーは「まずは在庫リスクがなく、利益率の高い専門サービスからスタート」ってことだし、「何やってんだこの人?」と思っていた。けど、情報交換する度に、相変わらず「ねぇねぇ唐澤くんあれ知っている?」と、新しいテクノロジーやビジネスモデル、面白いコンテンツ、やってみたい企画などいろいろと語り合ったし、何か今や各所から注目を集め会社もブレイク寸前である。

そんな樺沢さんは今も変わらず、相変わらず常に新しい情報を仕入れては、自分で応用しよう、使ってやろう、と企んでいる。わざわざ今日みたいなイベントしなくてもいいのに、ついついやっては若い人たちを巻き込んでいく。アンテナ高い男はおっさんになってもアンテナが高い。下手な若者よりよっぽど感度が高くていろいろなツールを使い倒している。

彼や他の人を見ていて思うのは「アンテナの高さ」は才能だと思う。自分より年下のやつでもアンテナの高い人はすごい情報を持っているし、話にもついてくるし、いろいろ教えてもらうことも多い。そういう人は数年後に会ってもずっといい。逆に「あれ?若いのにこういうの知らないんだ」とちょっと感度低いなーって人は、同じ業界にいても、その先ずっと感度が上がらない。経験不足とかじゃなくてずっと低い印象。

いや、才能ではないのかも知れない。単純に「好き」なんだ。そういうことが好きすぎて自然とやってしまうんだろう。そう言えば、樺沢さんは感度高き消費者・ユーザーでもある。新しいことがあると、「何々なにこれー」と突っ込んでいく。そうやって情報を仕入れては「ねぇねぇ唐澤くんあれ知っている?」といっては、新しいテクノロジーやビジネスモデル、面白いコンテンツ、やってみたい企画などを話してくれるのだ。

そんな樺沢さんに飽きられないように、私もアンテナ高くがんばりたいと思う。

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