唐澤、フリーランスやめるってよ

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既にお知らせさせて頂いている方も多いですが、2015年4月から長岡市にあるNPO法人市民協働ネットワーク長岡で正職員として働くことになりました。

 

2012年6月から3年弱フリーで働いて来ましたが、一旦区切りをつけることとなります。

 

再び組織に所属する理由はいくつかあるのですが、大きな理由は「一人でやるよりも大きなことができるのではないか」と、考えたからです。

以前から言っているのですが、私はフリーランスになりたかった訳ではなく、自分の組織を作りたいと思っていました。また、さまざまな媒体に書くよりも、特定のメディアを育てることの方に興味がありました。フリーになってからずっとそういうところを目指していたのですが、全てが思うようにいく訳ではありませんでした。特に、「組織を作る」という点に対しては、私一人はともかく、人を雇うほどの収益化までにはなかなか届かなかったというのが実際のところです。また、フリーとして活動するのと、大きくなってきたものの収益にはなっていないにいがたレポの運営を両立するのが徐々に難しくなってきていました。

 

そんな中、長岡市で「ながおか市民協働センター」を長岡市と協働して運営する「市民協働ネットワーク長岡」というNPOからお声がけいただきました。ライターとしての活動や、にいがたレポの運営を見てくれ、報誌の編集やウェブサイト運営、ラジオ番組などの情報発信を担当しないか?というお誘いでした。

 

お話をもらってから、自分の中で「ライターとして自分の価値を高める」という選択か、「にいがたレポというメディアを育てる」という選択をするか、判断を迫られました。前者であればフリーで活動したほうがいい。しかし、後者であれば安定的な収入が得られる職に就きながら活動したほうがいいのではないかと。もちろん、フリーとしてやりながら自分のメディアを育てていくこともできないわけではないのですが、1年やってみて収益化できていないメディアとフリーの仕事を両立するのは体力的にもかなりキツイものがありました。

 

いろいろ迷っていたのですが、NPOが「副業OK」ということで、一緒にやらせてもらうことに決めました。なので、フリーライターとしての仕事も規模は縮小しつつも続けていく予定です。

 

もちろん、にいがたレポに関しては、就職することで逆に面白いことができるのではないかと思っています。今まではにいがたレポで企業等とのタイアップ企画を受けても、私の生活費にしなくてはという理由で、大抵自分一人でやっていました。また、お金になりにくい企画は手を付けられませんでした。しかし、今後は私の生活費は考えなくてよくなるので、いろんな人を巻き込んで、お金などにとらわれずに、もっと面白いことができるのではないかと思います。

自分で組織は作れなかったけれど、これからは他の組織に所属することで自分の範囲を広げられると思います。

 

また、NPOで関わるのも、収益になりにくい「市民活動」「市民協働」の現場を盛り上げていこうという仕事です。商業ベースではない市民や社会問題の解決やまちづくりに関する情報発信に腰を据えて取り組めるということで、とても楽しみに思っています。

 

ということで、4月から長岡市で働き始めることになります。前述のとおり、にいがたレポも、ライターとしての仕事も続けていきますが、また新しい環境に入ることで自分の力を伸ばしていきたいと思います。今後共どうぞよろしくお願いいたします。

 

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