長岡花火での違和感アナウンスと新潟日報の記事が許せない件

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今年の長岡花火にホノルル市長が来ていた。長岡と友好を深めていくそうだ。友好は結構。その中に1つ気になるアナウンスがあった。
「パールハーバーと長岡空襲とともに悲劇を経験した・・・」と言った下りだ。

正確には覚えていないがそんなニュアンスのアナウンスが有り、これに強烈な違和感を覚えた。

同じく下記の新潟日報の記事に許せない表現があった。

長岡花火、真珠湾で打ち上げへ:http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20140803127111.html

問題の箇所はコチラ。

両市は長岡空襲と真珠湾攻撃を経験し、真珠湾攻撃は長岡出身の連合艦隊司令長官、山本五十六が指揮したことから07年から平和交流を始め、12年に姉妹都市提携を結んだ。

どうも、どちらも長岡空襲と真珠湾攻撃を同列に扱っているように見受けられる。
第一に真珠湾攻撃は軍施設への正当な攻撃である。
一方で長岡空襲は民間居住地域を対象とした悪質な虐殺行為である。
国際法に則った正当な攻撃と、戦争犯罪である民間人の虐殺を同列にしてはいけない。
まず、真珠湾攻撃での民間人死者57名。これは、ほとんどが軍事施設に勤務していた民間人だと言われている。
一方での、長岡空襲による民間人死者は1,476名。さらに罹災戸数 11,986戸。中心部市街地の約8割が焼失。軍事施設への正当な攻撃ではなく、明らかにアメリカによる民間人への虐殺行為だ。国際法違反の戦争犯罪だ。
ついでに真珠湾攻撃を不意打ちとかいう人もいるけれど、「そもそも国際法上自衛戦争に宣戦布告は不要」である。

日本の国際法上正当な軍事施設への攻撃と、アメリカの虐殺行為である長岡空襲を「共に苦しい経験をした」などと、同列に扱うなど言語道断である。

だいたい、ハワイは大東亜戦争前にアメリカではなく日本への併合を依頼したのだ。それを、アメリカとの関係に配慮し日本は泣く泣く断り、ハワイはアメリカに併合されたのだ。アメリカ市民としてである前にハワイ人。国の立場では悲劇かもしれないが、住人が本当にそう感じていたのだろうかとも私は思ってしまう。

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