にいがたレポを3ヶ月運用してみて

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以前からブログでも記事にしているが、私は「にいがたレポ」という新潟県全域対象のローカルウェブマガジンを運営している。


始めたのは昨年12月中旬。ウェブ構築の知識がまったくないため、デザインやサイト表示スピードなど非常に不満が多いのだがとりあえずやってみようとスタートしてみた。果たして、ネット通販の利用が全国最低の新潟県でウェブメディアは成立するのか?一緒の実験のようなものだと考えていた。
それから3ヶ月経ち思った以上に反響があったという感想。ページビューも順調に伸び、SNSのフォロワーも増えてきた。にいがたレポは、「市民ライター」が参加してまちをレポートするというスタイルでやっている。地域の生活者自らがまちの魅力を発信するのが一番説得力があるというコンセプトでライター募集を始めた。その市民ライターとして参加したいという声もいろいろなところから頂くようになっている。


雑誌にできないこと、大きなメディアにできないこと、インターネットにしかできないことをいろいろと考えながら仕掛けをしているわけだが、スタート時はもちろんまったくアクセスがなかった。

ゼロからウェブメディアをやるにあたって、非常に助けになったのはやはりSNS。記事数も少なく、検索流入がなかなか増えない中でも、SNSで既存につながりのある人たちが面白い記事を書けば見に来てくれる。この基盤がなかったら早々に心が折れていただろう。また市民ライター制度もこのSNSと相性が良かった。私のフォロワーだけでなく、市民ライターが自分の書いた記事をそれぞれのフォロワーに紹介してくれる。おかげで、私のつながっていないユーザーにも認知してもらえる結果となった。
ページビューに関しては2ヶ月目で月間1PVを達成。2月中旬ころからは検索流入も増えて、3月は2PV行くかもしれないと言う規模になってきている。しばらくは右肩上がりで推移することを期待したい。
これまでに苦労したことはやはり記事作り。最初の頃はほとんど一人で毎日更新していたし、お金もあまりないので取材費も全然かけられない。お金をかけられないのは今も一緒なんだけど、当時は果たして需要があるのかどうかわからない状況のせいで思い切った行動がなかなかとれなかったのだ。ネタ集めにいけない、書くの大変で孤独だったが、ライターとして参加してくれる人が増えてきて「方向性は間違っていないかな」と思うことができたのが大きかった。やはり孤独は敵。仲間がいると何倍も力が出る。ライターさんは20名近くが集まってくれて、それぞれ味のある記事を書いてくれていて本当にありがたい。
開始から3ヶ月が経過。このまま地道に記事を更新し続け、市民ライターを増やし、フォロワーがもっと増えてくれば、新潟県内でもかなり影響力のある媒体になるのではないかと手ごたえを感じている。
早急の課題はサイトの表示速度。マジで遅い。ロリポップを嫌いになった。
そもそも安いサーバーと思ってロリポップにしたのだが、後から調べると表示速度の不満が各所で見つかった。即サーバーを引越し!と言いたいのだが、サーバー移行のやり方がぜんぜんわかっていないので、誰かに教えてもらうしかない。「誰か助けてください!」
次にデザイン。とりあえず有料のwordpressテーマを買って入れただけの現状から、ちゃんとメディアとして見られるようなかっこいいデザインにしたい。しかし、私にはデザインも、プログラミングの知識もないので自分ではどうすることもできない。私は書くことしかできないのだ。「誰か助けてください!」
そしてマネタイズ。現実的には広告になるのだろうけど、しっかりとメディアとして独り立ちし、ライターさんに謝金を支払えるくらいには早くしたい。企業にとってもきっといいプロモーションになるはず。「パートナーになってください!」
最近、ようやくメディアとしての基盤が固まり、方向性も見えてきたと感じている。これからもっと新潟のまちを面白くするべく本腰を入れていこうと思う。このプロジェクトはいろんな人と協同して盛り上げて行きたいと思っているので、コラボしたいと言う方や企業さん大歓迎!お気軽にご連絡いただければありがたい。
唐澤 頼充

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