新潟で地域ウェブメディアの可能性を試したい

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昨年、12月中旬に「にいがたレポ」という名前のブログをスタートさせた。
にいがたレポ:http://niigata-repo.com/

ライターとして活動している中で、他媒体に文章を買ってもらうだけでなく、自分でもメディアを持ちたいという試みのひとつの形としての取り組みだ。

新潟は、タウン誌やフリーペーパーは非常に多く発行されている。一方で、新潟で熱心に読まれている、アクセスを集めているウェブメディアってあまりないなぁという印象。
30年前に新潟ではタウン誌が各所で立ち上がり盛り上がりを見せた。10年前頃にはフリーペーパーブームが来た。きっとその次はウェブメディアが来る。だけど、本気で取り組んでいる人がいるのかどうか。正直見えてこない。
そんな中、にいがたレポをスタートさせた。私はウェブデザインや、プログラミングのスキルがないため、本当に最低限、wordpressのテーマをインストールしてひたすらに記事を書き続けているのが現状。本当はもっとかっこいい、見やすいデザインのサイトにしたいと思っているのだが、そこはお預け状態となっている。
コンテンツを作るうえで考えたのは、更新し続けられるスタイルと、メディア企業と差別化できるスタイルの2点。
更新し続けられるというのは、新潟には観光情報サイトなど、情報がストックされているサイトはたくさんあるからだ。現状はバラバラに分散してしまっているが、たくさんのコンテンツを持っているサイトは存在している。しかし、更新を続け、情報を流し続けているサイトとなるとほとんどない。マガジン風のサイトは新潟にはないため、そこでオリジナリティを出せると考えた。現在約1ヶ月間毎日更新を続けているが、ソーシャルメディアが普及した今、情報を常に流し続けるスタイルというのは、アクセスを集めやすいと感じている。
もうひとつの、メディア企業と差別化できるスタイルは、「主観」に基づく記事にするというスタイルのこと。既存媒体に載っているお店情報やイベント情報は、商業コピーの側面が強い。コンテンツが発信側の都合で作られていたり、客観的に書くから多くの記事が同じ内容に見えてしまう。そこで、「市民」がそれぞれの視点で「体験」したことを「主観」に基づき書くというレポートスタイルをとることにした。これであれば、同じ店、同じ観光地でも、人によって体験する視点が異なるので、毎回違ったコンテンツが生み出せると考えた。
そういった考えが市場に受けたのかどうかはわからないが、スタート1ヶ月にしてはそこそこの滑り出しができたと思う。
1ヶ月間は、大半の記事を私一人で書いてきたが、今後はもっと外部から記事を集めたい。そして、サイトデザインをもっとウェブマガジン風にリニューアルすること。マネタイズへの取り組みをスタートさせること。2014年に取り組まなくてはいけないことはたくさんある。
地方でウェブメディアを成立させる。しっかりとマネタイズをする。そんな目標を持って今後とも「にいがたレポ」を育てて行きたいと思う。
ライター 唐澤頼充

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