世の中では、“シェアハウス”が少し前から一種のブームとなっている。新潟でもいくつかシェアハウスが出てきて、シェアハウス文化は徐々に広まっているようだ。そんな中、新潟のフリーペーパー“CUT IN”にソーシャルアパートメントの情報が出ていて驚いた。
ソーシャルアパートメントとは、通常のマンションのように個別の部屋に住みつつ、共有スペースで住人同士が交流するという居住スタイルのこと。共有スペースがシェアハウスに比べて豪華で、場所によってはビリヤード場やバーカウンターがあったりする。個室にはトイレやシャワーはなくワンルームの場合が多く、賃料も自分でマンションを借りるのとあまり変わらない。また、シェアハウスと比べて部屋数が多いため大人数が居住している。
東京を中心に、若者の居住スタイルの選択肢のひとつとなっているシェアアパートメントだが、ついに新潟にもできるようだ。その名も「メンバーシップ」。
WEBサイトを見ると新潟市で新築一戸建て・分譲住宅等の売買を中心とした不動産を取り扱う企業とのこと。
シンパシーシップは、“同じ志を持った仲間が集まる”ことをコンセプトとしている。目指すのは“21世紀版のトキワ荘”というのだからワクワクしてしまう。トキワ荘といえば漫画家の手塚治虫をはじめとした有名な漫画家が同居していたアパートの名称。マンガ界に留まらずクリエーターにとっては伝説のアパートともなっている。
そんなシンパシーシップができるのは新潟市内の「東掘」と「木戸」の2ヶ所。木戸のシンパシーシップは既に入居希望者が集まってきているようだ。一室は狭いが最低35,000円~住むことができ、キッチン、風呂、トイレ、洗濯機はおそらく共用。共有スペースの居間も広そうだ。木戸にはシアタールームがあるようで非常に魅力的だ。荷物はあまり多く置けそうもないが、学生や新潟に実家があり大きな荷物はそちらに置いてもらえる人にとっては選択肢の一つとして成立しそうである。
それぞれ2014年2月・3月に完成予定とのこと。
それぞれ2014年2月・3月に完成予定とのこと。
ちなみに、私の住むシェアハウスは最大6名の一戸建ての家である。10人以上が同居するソーシャルアパートメントとは住み心地が大きく異なると思うのであまり参考になりにくいと思うが、他人と一緒に住むというのは思った以上にストレスがかかるものではない。若いうちに他人と住んでみるというのはいい人生経験になると思う。東京のソーシャルアパートメントに住んだ人のブログや感想もWEBには多く見られるので、入居を検討される方は参考にしてみてはいかがだろうか。
ライター 唐澤頼充