新しいコミュニティ形成の胎動 @10/26新潟サミット参加レポート

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10/26(土)黒崎市民会館のホールで第1回「新潟サミット」が開催された。
主催者は1985年生まれの坂爪圭吾さん。同じ28歳、花の(?)85年生まれとして少し前から活動に注目していた。
新潟サミットは、新潟を拠点に活動しているサークルや、部活動、NPO団体、営利団体、コミュニティなどが一同に会し、3分間PRを行うイベント。

以下は主催者のコメント

「新潟にも、こんなに面白い人や活動があったんだ!」という驚きを通じて、団体の枠を超えたひとりひとりの交流が生まれ、新潟が活性化する一助になればと思います。


その言葉通り、24組の個性的なコミュニティが参加し3分間のPRを行った。
発表団体は以下のとおり、興味のある方はリンク先等を参考にして欲しい。

○よんかくの会 坂場孝子さん
読む、書く、考える、共有するの4つ。読書会を主に新潟市内で行っている。
○桃と緑の遊び場 今井彩子さん
白根の桃農家。桃畑でいろんなイベントを開催。子供が自由に遊べるように。ガーデンパーティーや真っ暗な中で桃のフルコースを振舞うイベント、ソーラークッキングなどを開催した。
○新潟イケメンプロジェクト 東区の英会話スクール いちさん
男性のこだわりの心くすぐるイベントを開催。
○ガールズプロム(女子会)駒井沙織さん
プロムとは遊歩するという意味。自由に席を移動したくさんの人と交流していただく大人数のイベントです。ドレスコードなのでおしゃれに楽しめる場。
○こども未来塾 大滝剛さん
こども教育の研究や、親の学習会を行っている。
○新潟アウトプット朝活 渡辺裕一さん
参加者ひとりずつが1分程自由なテーマで発表をする朝活。
○しばた朝活/夜活 福本トニーさん
新発田市で開催されている朝活。
○にいがたe朝活 小田昌栄さん 丸山泰代さん
テーマを決めて語りあう朝活。松崎のスターバックスで8時から。月2回程度。
○新潟×朝活 土屋裕行さん
週末の朝にテーマなしで8名が集まり語り合う朝活。2011年の1月から約3年、100回以上の開催実績。
○みんなの「ほっとステーションin本町」
新潟市中央区本町にあるコミュニティスペース。さまざまな団体が各種活動を行っている。
・美活サークル
・動物占いサークル
・ポールウォーキング
・バジサークル
・新潟鉄道部
○環日本海1,000人アイドルプロジェクト 坂爪圭吾さん
ギネス記録を目指すアイドルプロジェクト。
○グリーンドリンクス新潟内野 加藤大輔さん
全世界で開催されているグリーンドリンクスの新潟版。
○コネクターズ 唐澤頼充
現在準備中のコミュニティ告知用WEBサイト。
○月間農家 尾崎美幸さん
新潟市西区の農家インタビューを掲載するフリーペーパー。
○ここラボ 和田弘和さん
有名人ではなく、一般の個人が講演を行うイベント。
○住み開きのシェア古民家 まったり庵 西村治久さん
新潟市古町に開く予定のシェア古民家。
○ペチャクチャナイト新潟 加納北斗さん
全世界600を超える都市で行われるスーパープレゼンテーションイベント。
○新潟紅茶協会 楠高典さん
新潟で紅茶を楽しみ普及する団体。新潟紅茶マップを作成。
○新潟×福祉コミュニティ ちのよしかずさん 清田健太郎さん
福祉に関わる職の人、興味がある人が集まるコミュニティ。


イベント参加者は申し込み時点で50名以上、当日の飛び入り参加者を含め60名程度は参加していたと思われる。参加者はまったく無関係の人というわけではなく、それぞれのコミュニティとつながりがある方が多かったのではないだろうか。
各コミュニティのプレゼンや全体を通じての印象としては、厳しい言い方をすれば、身内向け、内輪盛り上がりに終始してしまったと思う。
原因のひとつは、私を含めプレゼンテーターが素人であるということもあり、魅力的なプレゼンができなかったという点だろう。また伝えている内容自体も基本的にコミュニティの紹介であるため、知っているコミュニティであれば既知の内容。知らないコミュニティでも「へぇ~」で終わってしまった部分もある。
しかし、これだけ多くのコミュニティが独自の活動をしているということを肌で感じられたのは収穫であった。そして、数十名の参加者を集められたというだけでも、ニーズが多分にあるイベントだったという何よりの証拠だ。坂爪圭吾さんは本当にすごいと思う。同年代ながら大変影響を受けた。

血縁、地縁や地域コミュニティが崩壊しつつある現代において、今回参加したコミュニティのように、趣味や嗜好でつながったコミュニティの存在というのは貴重である。私の追いかけるテーマのひとつでもある「コミュニティの再編成」はこのような動きからなされると考えている。
今回が初めての開催のイベント。クオリティは今後改善を積み重ねていくとして、このようなイベントが新潟の地で開催されたということは非常に重要な胎動だと思う。新潟という地で新たなコミュニティが形成されていくさまを今後とも注視していきたいと思う。

ライター 唐澤 頼充

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