複数の収入源を得るために考えなくてはならない3つの視点

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あけましておめでとうございます。
昨年は会社を辞め、自分でいろいろと事業を起こそうと行動した年でした。
今年はもう少しマネタイズできる仕組みづくりに力を入れ、結果を出していきたいと思います。

世間では、先の見えない社会情勢を受けて「複業」つまりは、複数の仕事を行い、収入源を分散させるといった考え方が増えてきています。
だからといって闇雲に様々な仕事に手を出すのは時間に限りがある人生においては得策ではありません。

その際に、私は次のように仕事内容によって収入を分類して考えています。
 1.時間・スキルを売って得る収入
 2.コンテンツを売って得る収入
 3.ファンコミュニティによる収入
それぞれについて概要と特性を書いていきたいと思います。

1.時間・スキルを売って得る収入

 その名のとおり、自身の時間やスキルを売ることで収入を得る手段で、世の中に溢れる仕事の多くがこれに当たります。
 単純に時給に換算されるバイトなどの仕事はもちろん、サラリーマンもこのカテゴリでの収入だと考えています。
 サラリーマンは務める会社に対して自分の時間やスキルを売る代わりに対価としてサラリーを受け取っているからです。
 またフリーで仕事をしている人も多くがこのカテゴリで自分の時間やスキルを切り売りしています。
 時間だけ売るのバイトなどであれば定収入ですが、特殊なスキルや高度なスキルを持っていれば高収入となります。
 このカテゴリで収入を上げるためには、「スキルを磨き単価を上げる」か「スピードを早くし仕事量を増やす」の2つしかありません。
 投資が少なくて済みリスクは低い一方で、収入を上げるためには限界があります。

2.コンテンツを売って得る収入

 コンテンツとは商品やサービスのことです。
 例えばコンサルタントが個別の会社を支援しているのは「1」ですが、そのノウハウをまとめて教材として売り出すなどがこれに当たります。
 同様に何か専門サービスに従事している人が、有料セミナーなどで複数人を対象にするのも専門性をコンテンツ化して販売していると言えそうです。
 有名なレストランやラーメン屋がコンビニメニューなどを監修して売り出すというのもコンテンツ化ですね。
 「1」は制約条件が時間でしたが、コンテンツは同じ時間でも大量に売ることが可能だという特徴があります。
 単純に自分で何かを仕入れて販売するというのもこれにあたります。
 コンテンツを売って得る収入をさらに上げるには販売先を増やすことで増加していきます。
 しかし、そのコンテンツを作るためには、お金で買う、時間をかけて作るなど投資が不可欠です。
 

3.ファンコミュニティによる収入

自分の商品やサービスのファンからの収入です。
 具体的にはニコニコ動画などのプレミアム会員といった有料会員、有名人の有料メルマガなどがこれにあたります。
 また、月謝などの月額サービスもこれに含まれると思います。
 ファンコミュニティによる収入は、安定した収益源になりますが、構築するための労力や、維持するための価値提供は時間がかかります。
 また、爆発的に売上を伸ばすことはできません。

誰しもが、自分の資源として、時間、スキル、お金といったものを持っています。
これをいかに配分して収益を得る仕組みを作っていくのがというのが重要になっています。
「1」だけでは、一生時間を売り続けなくてはなりませんし、「2」だけではリスクが大きすぎます。
そのように考えながら自分で仕事を作り続けていくことがこれからの時代には欠かせない気がしています。

ちなみに私は本格的にフリーランスとして活動し始めたのは昨年の9月ですが、現状は時間・スキルを売って得る収益のみです。
4ヶ月間で「1」で生活していけるだけの収益を得る仕組みはできてきたと思っているのですが、一方で体調を崩したり何か活動できない期間があると、仕事を休んでいる間の収益はゼロです。
一般的にフリーランスはそういうリスクと隣り合わせのため稼げるときに稼ぐよう「1」を頑張っています。
ただ、私はそう言うもしものときも収益が途切れないよう「2」と「3」をバランスよく構築したいと考えています。
なので、2013年はさらに「1」を追い求めて収入を伸ばすのではなく、コンテンツ販売やファンコミュニティによる収入などがバランスよく収益構造の中に入ってくるように構築していくことが目標です。
そのためには、「1」の割合が多少減っても良いかなと思っています。

ということでこれからの活動を楽しみにしていてください。

みなさんも、闇雲に収入増を目指すのではなくこの3つの視点で自分の仕事内容を精査して、ポートフォリオを組みリスク分散をはかってはいかがでしょうか?
2013年も皆様にとって最高の一年になりますことをお祈りいたします。

ライター 唐澤 頼充

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