【書評】家入一真氏「もっと自由に働きたい」

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Twitterで色々な人がツイートしていた家入一真さん(@hbkr)の「もっと自由に働きたい」を読みました。


新しい働き方や生き方に関する本で、
言いたいことが短いセンテンスにまとめられて非常に読みやすい本でした。
共感する部分も多く、若い人にとっては新しい働き方や生きていく価値観のベースになる一冊だと思います。

特に響いたフレーズがいくつかありましたので紹介します。

「自分が一番ほしい物をつくれ」
これは僕もいつも考えていて、俗に言われるペルソナマーケティングでわざわざ顧客像を頑張って想像しないで、自分が一番欲しいサービスにしろと言いたい。
なので、この言葉はグッときました。

「3ヶ月かけてできないことはやらない」
石の上にも3年ではなく3ヶ月で見切りを付ける。もしくは3ヶ月先を想像して動けとのこと。
これだけ変化の激しい時代に、3年先というのは全くわからないのは同意。
三年前のmixiが今こうなるなんてだれが想像したでしょう?

「ビジネススタートの三種の神器は〈熱意〉〈フォロワー〉〈仲間〉」
フォロワーという発想はビジネスマンには欠けているとこの言葉を聞いて思いました。
どちらかというと【ターゲット】や【ニーズ】、【困っている人】と言ったよくわからない言葉にまとめられていると思う。
フォロワーが最初から居ないようであればそのビジネスの見切りをつけたほうがいいかもしれない。
今後、マーケティングの話をするときもターゲット言う言葉を使うのはやめて、フォロワーにしようと思います。

「生きるために必要なものはもう世の中に溢れている」
これは響いた!!そうなんですよ。僕がなにもしなくても世の中の人は何不自由なく生きていけるのです。
じゃあ何がビジネスになるのか?それは楽しいことや、快適なこと!!
それって何?
ものを売ること?
いいえ、コミュニケーションとか誰かと一緒に過ごす時間とか、何かをする時間とかしかないんじゃないの?
ここをしっかり抑えなければ楽しいビジネスをやるのは難しいと思います。

「マネタイズできなきゃ自己満足」
なんでもビジネス思考を持ち、マネタイズをいかにするかを考えろということ。
これは必須だけれど実践できている人は少ない。
私と話したいと言って相談に来てくれる人もこの視点がなく悩んでいる人が多いです。
ここが変われば働き方の自由度は変わってくる気がします。

などなど、共感できない部分もありますが、共感できる部分もかなり多かった良書です。
正直、どうあがいても世の中そういう方向に行くのではないのかな?と私も感じているのですが、実際に行動している家入氏が語っているという説得力があふれる本でした。
そして、私ももっともっと実践していかねばとモチベーションが高まりました。

新しい時代が来ていると感じている人にはおすすめの一冊です。

からさわ

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