7月13日(金)にビジネス系SNS「LinkedIn(リンクトイン)交流会」を開催いたしました。
新潟どころか日本でもまだまだ利用者の限られているLinkedInですが、非常に可能性を感じましたので内容を受けての私の考えをシェアさせていただきます。
SNS型サービスの流れ
日本でのSNSの流れは mixi → twitter → Facebook → (?)と来ていますがそれぞれ利用目的が異なっていました。
mixiはどちらかというとネット内の身内的コミュニティの要素が強かった印象です。
それがtwitterが浸透したことにより、よりライブ感をネット上で共有する拡散型・フロー型の楽しみ方がでてきました。
そしてFacebookではリアルの人間関係をネット上に持ち込み、個人個人のつながりが見える化されました。
Facebookの不自由さ
今日本でも爆発的に浸透しているFacebookですが、このサービスはリアルの人間関係、つまり仕事もプライベートもごちゃまぜのつながりのSNSとなっています。
最大多数のユーザーを集めているという強みは、一方で雑多な環境という弱みにも転じます。
投稿内容も自分のフレンドのどのような人に刺さるのか・・・など考えてしまうような手間もあります。
その中で、ユーザー側には「より緩い使い方を・・・」といった声や、「よりビジネスライクな使い方を・・・」といった声が出るようになっています。
Facebookはおそらくインフラとしての立場は揺らがないでしょうが、細かい使い方のニーズに合致したSNSの使い方を求める人はより多くなると予想されます。
SNSの使い分け若い世代では一般的?
その中で、「身内の緩いコミュニケーション」に特化し始めているサービスが「LINE」です。
先日女子大学性に、「LINEを使い始めたらもうメールなんてできなくなりました。」という話をされました。
彼女はFacebookもtwitterも利用しているのですが、友人とのコミュニケーションに特化するとLINEのようなコミュニケーションサービスが最適だと判断したのです。
特に若い世代は、掲示板や前略プロフィールから始まり、mixiや、モバゲー・グリーなどさまざまなSNSを使ってきています。
そのためか、どうやら用途によってSNSを使い分けることに抵抗がないようです。
ビジネス利用に特化したLinkedin
用途によってSNSを使い分ける際に、ビジネス利用として定着するであろうサービスが「LinkedIn」です。
LinkedIn自体はFacebookよりも早くから登場していたSNSで、爆発的な普及とういうものはなくも堅実にユーザーを増やし、世界では1億人以上のビジネスパーソンが利用しています。
特徴としては、履歴書のようなプロフィールページと、雑談や近況報告などの手間はかけないビジネスライクな関係性です。
相手のスキルや経歴が一発でわかるので、ビジネスパートナーを探すのには非常にストレスなく利用できます。
また、ビジネス利用をしようという、ある種のスクリーニングがかけられているため、質の高い人が多く集まっており活発な議論が行われている点も注目されるポイントです。
そのような背景から、Facebookやtwitterのような爆発的普及等はないかもしれませんが、じわじわと確実に浸透していそうなイメージを抱きました。
人間性のFacebook、スキルのLinkedIn
LinkedInがビジネス系に特化していることから、各人のスキルを確認したいのであればLinkedInで見極めるということが今後一般的になってきそうです。
例えばFacebookやリアルのつながりの中で気になる人やビジネスマッチングしたい人が居た際には、LinkedInでその人の実績やスキルを確認する。
一方で、ビジネスはスキルだけでは一緒に組めないため、LinkedInでつながったスキルのあるかたの人間性をFacebookでチェックするなんてことも当たり前になってきそうです。
アメリカなどではFacebookをやっていない人はやれない理由があるということで不振の目で見られるそうです。
同様にLinkedInをやっていなければ、ビジネス上この人は公開できるスキルがないと判断されてしまう日がすぐ来るかもしれません。
新潟リンクトイン勉強会を立ち上げ
LinkedInはビジネス上一般的になる可能性を多く秘めている一方で、まだまだ有効活用のための情報が少ないのが現状です。
そのため、LinkedInを早い段階で使いこなせるような人材を増やすべくここ新潟でLinkedInの勉強会を組織することにいたしました。
今後、新潟市内を中心にLinkedInの情報交換や、成功者をゲストに迎えてのセッションなどを企画していきたいと思っています。
まだLinkedInをやっていないという方も、やっていはいるけれどなかなか有効活用できていないという方も一緒に勉強し合いませんか?
からさわ