ソーシャルメディアで変わったことと、これからの私たち

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ソーシャルメディアの普及に伴い、大きく変わった点として、
 ①既存の人間関係が直接会わなくても維持できるようになった。
 ②新しい人間関係が直接会わなくても拡大できるようになった。
 ③これまで会えなかった人に直接会えるようになった。
以上の3点があると思います。
それぞれを解説してみます。

既存の人間関係が直接会わなくても維持できるようになった

Facebookなどやり始めた方が最初に言うのは高校時代や中学時代の友だちとつながった!懐かしいというセリフだとお感じの方は多いのではないでしょうか?
これまで年に1回の年賀状や、数年に1回の同窓会などでしか会えなかった人とも互いの近況がタイムリーにつながるのがソーシャルメディアの大きな効用のひとつです。
twitterやfacebookをやっていない人と話すときは前提となる話題から話さねばならず、めんどくさいということを言う人が増えています。

新しい人間関係が直接会わなくても拡大できるようになった

特にtwitterでは直接お会いしたことのない人ともつながり、ネット上で交流を図ることができます。
私も、ここ2年くらいでネット上だけの知り合いが増えてきました。
特に興味ある人をフォローし、定期的にメンションを飛ばしたりしていたらいつの間にか自分にも興味を持ってもらえたという関係の方が増えてきたように思います。
うまくソーシャルメディアを使いこなせば、個人が不特定多数に情報発信できるメディアとして機能することができます。

これまで会えなかった人に直接会えるようになった

Facebookやtwitter、コーヒーミーティングなどを使えば、会いたいと思っていた人に直接会えるハードルが非常に低くなっています。
私も、別にすごい人と言うわけではないですが、たまに大学生や社会人の人などがブログやtwitterを見て会いたいと声をかけていただけることが増えました。
そういう方とはなるべくお会いさせていただくようにしています。
また、私からはあまりアポを取らないのですが、会いたいと思っている人が参加するイベントなどに参加するようにして、直接お話させてただいています。
このようなつながり方で、仕事につながったケースも、一緒にプロジェクトを始めたケースもあるので、「直接会える」可能性が広がるというソーシャルメディアの特徴は個人的には一番重要だなと思います。

ソーシャルメディアを活用する条件

このようなソーシャルメディアの特徴を最大限に生かすためには、WEB上でしっかりと自分がどういう人物なのかということを表明しておくことが必要です。
どこか共感することや、面白いと思わせることがなくては、「こいつと会ってみよう」とは思いません。
それを踏まえて私がソーシャルメディア経由で会ってみたいと思う人の条件は、
 ①コンテンツが面白い
 ②伝播力がある
 ③キャラクターが面白い
という3点です。
このうちどれかが条件を満たしていれば、会いたいと思います。
ソーシャルメディアを活用する上でのゴールはやはり、直接会いたい人物であると思われ、実際に会うことだと思います。
そのためには、これらをどうソーシャルメディア上で発信していくのかが、これからの時代のコミュニケーション力とも言えそうです。

これからの私たち

これからの私たちの生活や、ビジネスはソーシャルメディアなしでは上手く回らなくなってくると思います。
そういう背景を踏まえると、これまでのコミュニケーション力とは違った力を求められるようになります。
これまでは特定の閉じたコミュニティ内でのコミュニケーション力が求められてきました。
それは、社内政治や地域内での地位確立などです。
しかし、これからはもっと開かれた不特定多数のコミュニティをどう維持していくのか?どう発展させていくのかという視点が重要です。
正に、ストロングタイではなく、ウィークタイの中でどのように振舞うのかということです。
ウィークタイの中での人間関係はよりビジネスライクになるような気がしています。
メリットがあれば付き合うし、メリットがなければお互い干渉しないといった関係性です。
そのため、今後はより自分が他人にどのような価値を提供できるのか?ということをひとりひとりがより意識していく必要があるのではないかと思います。
これからの私たちは、より自分なりの個性を見つけていかなければならない困難でも楽しい時代に突入しようとしているのかもしれません。

からさわ

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