新潟ビジネス読書会ワークショップに課題本を読まずに参加してきた

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本日は、新潟市で行われている新潟ビジネス読書会のスペシャル会であるワークショップに参加してきました。
新潟ビジネス読書会(NBRC)は、毎回1冊のビジネス書を課題本として取り上げ、意見などを述べ合う会です。

本を軸に、異業種のひとたちのゆるやかな「つながり」をつくるとともに、意見交換・議論を通じて「聴く」「説明する」といったスキルを身につけることを目的としているという素晴らしい会です。

今回はワークショップということで、ほんぽーと中央図書館と共同で開催し、20名以上の参加者が集まりました。

Session1 参加者によるおすすめビジネス書のプレゼンテーション

まずは参加者は3つのグループにわかれ、ファシリテーターの元、参加者がそれぞれ3分間おすすめのビジネス本を3分間で紹介するというセッションです。
常連参加の樗澤さんよりプレゼンテーションのお手本を見せていただきました!
デール・カーネギー 「人を動かす」

(プレゼン)
相手のことを考えて行動するようにということ内容の本。
心に残ったのは人を動かす3原則のひとつ「盗人にも五分の理を認めよ」という言葉。
犯罪者であっても正義(思惑)を持って行動しているのだから、まず人を動かすにあたっては、相手の正義・思惑を認めることから始めようというところが印象的だったとの紹介でした。

せっかくなので、私のグループでの皆さんのプレゼン本と紹介内容を掲載いたします。

図書館の司書さん
「経営戦略の教科書」遠藤功

(プレゼン)
NBRCの課題本でした。
もともと経営戦略とは何かわからなかったけれど、非常に面白かった。
経営戦略の講義を書き起こしたもので、経営戦略の何たるかが非常にわかりやすく書かれていました。
企業の目的は顧客が求める価値創造。
経営戦略とは企業が作り出す価値を特定すること。
面白かったのはケーススタディが書かれていて面白かったです。
もう一つよかったのは経営戦略が身近に感じられたこと。
この本を読んで現場レベルまで経営戦略を理解して行動することが重要だと感じ、これまで現場の自分は関係ないと思っていた考えが変わりました。
経営戦略がとっつきにくい、という方にもおすすめの一冊です。

建設業の社員さん(24歳)
「あなたが上司から求められているシンプルな50のこと」濱田秀彦

(プレゼン)
見開き1頁で1テーマを説明している、空き時間などのも読みやすい本です。
上司が部下に思っていること、部下が上司に思っていることのギャップを感じ、様々な聞き取り

意調査を経て書き上げた本だそうです。
個人的にも、毎回プロジェクトベースでチームが変わるので上司によって要求されることがこと

なり非常に困っていました。
その中で、この本を読んで感じ、経験を踏まえて、一番の問題は相手への思い込みであると思います。
解決方法は相手のことを考えて話し合うしかない。
その中で、思い込みや既成概念を押し付けたりせず、一個人対一個人としてすり合わせを行い、相手を好きになる必要があると思います。
そのためには相手の良いところを見つけることが重要。そして学び取れることをひとつでも見つけれれれば相手の言葉もすんなりと受け入れられると思いました。

中小企業診断士 土田正憲さん
「プロの知的生産術」内田和成

(プレゼン)
内田和成氏はボストンコンサルティンググループの日本代表をしたバックボーンを持っている方です。
おすすめする理由は、ズバリ役に立つからです。
ポイントは4つで、
1つは情報過多時代に差をつける情報活用方法が載っていること、情報が誰でも取り出せる時代に、情報の集め方と整理の仕方ではなくアウトプットとしてどう活かしていくかにフォーカスしている点。
2つめは、現場の情報の大切さを改めて感じさせてくれた。一次情報が重要。現場に行くことが大切だということ。
3つめは、20の引き出しを作る点。効果的なインプットの方法にも触れている。  
最後は、ガジェットについての言及がある点です。自分もガジェットが好きなのでオススメですが、それが載っている分本の寿命が身近くなりそうなのが心配です。

製造業の設計の方(社会人2年目)
「減らす技術」レオ・バボータ

(プレゼン)
やることを減らして特定の部分にフォーカスして力を投入して効率良くやろうという本です。
きっかけは職場の先輩たちがダラダラ長時間残業しているのを見て、それは嫌だと思い手に取りました。
この本は、仕事以外にも趣味や、健康などの私生活にも言及しており、人生全体を考えるということを提唱しています。
実際にやってみてうまく行く部分といかない部分がありますが、今後立場が上がっていったり、起業した際には活かせると思います。10やりやいことがある際に3つに絞ってそこに集中するための方法が記載されています。

元銀行員、現公務員の方
「ビジネスマンの父より息子への30通の手紙」G.K.ウォード

(プレゼン)
30通どの手紙にも息子への愛が感じられ、ビジネス書にもかかわらず小説
不特定多数の方だけではなく、特定の方に向けられたものが外に出たという珍しい本だと感じました。
読書の価値という章が印象的で、特に他人の経験を学ぶという点共感しました。
ビジネス書は正に他人の経験が書いてあるものだと思いますので、どんどんと経験したいと思います。

ちなみに私は何も準備していなかったので、読みかけのリーンスタートアップを紹介しました。

各グループの中で、一つ読みたい本を選ぶというイベントがありました。
このグループではどの本が選ばれたと思いますか?

Session2 課題本「聞く力~心をひらく35のヒント~」をテーマとしたディスカッション

次のセッションではグループを変更、4名の少人数グループで、課題本「聞く力」阿川佐和子を

取り上げ、下記のお題でディスカッションを行いました。
お題 1
あなたの仕事におけるコミュニケーションは、文書技術と会話技術のうち、どちらを使う場合が多いですか?
各手段を使う場合のメリット・デメリットも挙げてください。 また一連のコミュニケーションの中で、あなたの得意なこと・苦手なことは何ですか?
お題 2
あなたが真剣に他人の話を聞こうとする時、どのような点に気を使って話を聞きますか?
また課題本を読んで「聞く力」について新たに気付いたこと、今後活かせそうなことはありますか?

このお題を元に議論は活発化!
コミュニケーションや、「聞く」ことについて本の内容や、実体験を元に意見が出ました。
このセッションでは途中でグループを変更するタイミングがあり参加者のほとんどとお話することができました。

参加者のみなさまの工夫が聞け、非常に勉強になりました。

終わりに・・・

NBRCは立ち上げから参加させていただいているのですが、本当に良い会だと思います。
個人的には同じ本を読んできても、人や立場によって全く違う感想や意見が出るという点です。
新しい価値観に触れるというのは何よりも学びになるように感じます。
また、話すことを前提に読むことで、読書する際の意識もどこか変わります。
NBRCでは、「インプットの読書ではなくアウトプットの読書が重要です。」と述べていますが正にそのとおりだと実感することができるのでオススメです。

最後に各グループで一冊選ばれた本が紹介されました。

「図で考えると全てまとまる」村井瑞枝
 
図で考えると整理できる、スピードが上がる、伝わりやすというメリットがある、おすすめの本です。

「今すぐ書く文章法」??タイトル聞き取れませんでした・・・
コラムニストの書いた読みやすい文書法の本です。

次回の開催日や課題本はNBRCのWEBサイトで情報発信中ですので、ご興味ある方は是非ご参加ください!
https://sites.google.com/site/hpnbrc/

次回のお題本「えげつないマネジメント」

からさわ

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