こんばんは、からさわです。
本日、私の地元でもあります長野県伊那市にあるコワーキングスペース「DEN」を見学に行ってきました。
DEN:http://socialcoworkingden.com/
田舎に作られたコワーキングスペース
「コワーキングは独立して働きつつも価値観を共有する参加者同士のグループ内で社交や懇親が図れる働き方であり、コスト削減や利便性といったメリットだけではなく、才能ある他の分野の人たちと刺激し合い、仕事上での相乗効果が期待できるという面も持つ。
コワーキングが行われる環境(「コワーキングスペース」と呼ばれることもある)はシェアオフィスやレンタルオフィスとは異なり、実務を行う場所が個室ではなく図書館のようなオープンスペースとなっている。また、すべてのスペースを共有したり、イベントを行ったりといった試みを通して参加者同士のコミュニティ育成を重要視する傾向が強いことも大きな違いのひとつである。(wikipediaより転記)」
そんなスペースが2011年から首都圏で爆発的に増え、地方都市にも増えてきました。
そのような中で「DEN」は人口7万人の田舎に出来た異色のコワーキングスペースです。
しかも最寄駅から車で15分。中心地からかなり郊外の田んぼの中にありました。
イームズのシェルチェア
DENは飲食店と建築事務所が入っている建物内の一部を間借りしている形で運営しており、非常におしゃれな雰囲気でした。
中庭を通って・・・
入口へ
階段を登ると集中して仕事をするスペース
居間ような雰囲気のフリースペース
個室の打ち合わせルームが2部屋
コピー機
本棚
と施設は非常に充実している印象を受けました。
個人的にはイームズの椅子で仕事ができるというのは嬉しいな~と思います。
カフェを始め外で仕事している時は椅子によって疲れ具合がかなり違ってきますので、椅子にこだわりがあるというのは非常にいいと思いました。
地方、田舎だからこそ
建築業界を経験後、Webアプリ開発を始めてから、地元に帰ってきてコワーキングスペース運営と、引き続きWebアプリ開発のプロデュースをされている方です。
DENは4月初旬からスタートしたということと、田舎でのコワーキングやノマドといったキーワードに対する認知度の低さからなかなか利用者が増えていないということでした。
首都圏とは人口はもちろん職種も大きく異なる田舎では、東京と同じ場を持ってきただけではうまくいくことはなく、やはり地方ならではの色を打ち出していくことが必要です。
その中で、イベントや勉強会といった人が集まるコンテンツを積極的に作っていきたいとお話をいただきました。
また、都会のノウハウや考え方を地方に普及させる窓口としてDENを活かしていく方法を模索しているそうで、伊那市に面白い企画がどんどんと入ってくる場になって欲しいなと強く思いました。
都会には都会の良さがありますが、地方、田舎だからこそコワーキングでできること生まれることも多いと感じさせてくれました。
私も新潟市でコワーキングスペースプロジェクトに参画したり、個人でもコワーキングペースを作ろうといろいろと動いているのですが、地元にそういう取り組みをしている人がいるということが非常に心強かったです。
これからの日本は地方の問題をいかに解決し、オリジナリティのある地方社会をデザインしていくのかというところが大きな課題になってくると思います。
その中で、これまでは都会で処理しきれなかった仕事を地方でやっているというワークスタイルから、各地にある課題や問題に対してそれを解決するために、能力ある人が都会をはじめとしたほかの地域から集まってくるという流れになるのではないかと予想しています。
その基地として地方のコワーキングスペースが活躍していくことができるのではないかと期待しています。
お休みにも関わらず、熱い思いをお話していただきました佐藤さんに改めて御礼申し上げます。
ありがとうございました。
からさわ