こんばんは、からさわです。
私が子供の頃はボードゲームの人生ゲームでよく遊ぶのが好きでした。
あれって本当に良く出来たゲームですよね!今思うとものすごい考えられているなと。
人生ゲームについてwikipediaで調べてみたら、
「原型は1860年ごろ、米国マサチューセッツ州・スプリングフィールドで印刷業を営むミルトン・ブラッドリー (en:Milton Bradley) という24歳の若者によって考案された「The Checkered Game of Life」。
日本版は、1968年、株式会社タカラ(現タカラトミー)から発売された。タカラトミーの発表によると、日本版の累計出荷数は1000万個を超える。「人生ゲーム」はタカラトミーの日本に於ける登録商標(第919585号)である。」
だそうです。
1860年からなので、150年以上の歴史があるのですね。
ところで、私はあまり記憶にないのですが、人生ゲームの勝ち負けとはどんなふうについたんでしたっけ?
なんとなく、お金や資産、子供等をポイントに換算して勝敗を決めていたように思うのですが、一番差が出たのはお金だったように思います。
1860年に開発ですから、日本は江戸末期から明治維新の頃ですが、世界では産業革命が起こり工業化に邁進していた頃ですから、効率化が時代の価値観だった頃です。効率化とは少ない労力で多くを得ることですので、お金を効率的に稼ぐためには・・・と皆が考えていた時代だと思います。
この頃からお金を稼ぐことが人生の幸せという時代がずっと続いてきたわけです。
さて、今の時代皆さんの価値観はまだお金でしょうか?
なんか違いますよね。
ニート問題や、NPO等に就職したい若者が増えた。また、公務員が一番人気の職業とか、明らかにお金をより多く稼ぐことが価値だという価値観は変わってきています。
お金は人生を豊かにするために必要だけれども、十分条件ではない。だから、必要以上のお金はいらないといった考え方の人が増えているのではないでしょうか。
そうなると今、私たちが人生ゲームをやると、「なんか違うんだよな~」と感じるのではないでしょうか?また、人生ゲームをやる子供たちも、「そんな価値観ないよな~」と感じるのではないでしょうか?
さらに、人生ゲームである最初の選択に、「進学」と「就職」というものがあったのを覚えているでしょうか?
「就職」するとすぐにお金が入ってくるけれど、なかなか収入が上がらない。
「進学」すると最初はお金がもらえないけれど、その後高収入を得られる。
さて、今世の中はそんな状況でしょうか?
もちろんNoですよね。
この価値観も大きく変わっているのです。
人生ゲームはかつては時代の夢を語り合うゲームだったように思います。
こうなれたらいいな
これが人生の法則か
みたいな。
しかし今の子供たちが現状の人生ゲームに夢を抱けるでしょうか?
いや、新し人生ゲームのルールや、仕組みを考え直すタイミングではないでしょうか?
ということを最近考えています。
さて皆さんが今、人生ゲームの勝ち負けを決めるとしたら、何で判断しますか?
どんなイベントや、どんな困難を設けますか?
からさわ