こんばんは、からさわです。
さて、前回のブログで、ステルスマーケティングはなんぞや?ということと、ステルスマーケティングはかなり効果があるよということをかかせてもらいました。
今回は後編ということで、ステマって効率悪いんじゃない?ということを書きたいと思います。
ネットの普及により、消費者がメディアを持つことで、発信力が高まりました。その消費者にまたは、消費者を装って自分のお店や、自社商品を不当にアピールするのがステマですが、これは『消費者の評価』の先買いです。
この背景には、「評価」というものが力を伸ばしているということがあります。
消費者の選ぶ基準というものが、これまではテレビや雑誌などで注目を集めるか否かというものだったのですが、それがどのように他人に評価されているのか?に切り替わっているのです。
つまり消費者はアマゾンのレビューや食べログの感想などを見て、よく吟味してから消費をするようになりました。
お金をかけて認知度、注目度を上げれば消費につながるということがなくなってきているわけですね。
テレビ等の広告出稿料が年々減少しているのは企業もそのあたに気がついているからでしょう。
では、ステマでその評判を先に集めてしまうのが効率的なマーケティングなのか?
いろいろ意見はあると思いますが、私はNOだと思います。
なぜか?
それは、このネット社会の中ではいずれ「バレる」からです。
バレた企業への消費者の嫌悪感はものすごいものがあります。
食べログ業者然り、韓国然りです。
金で買った評判が一気に裏返る可能性があるなんてリスキーですよ。
さらにステマでランキング操作されていると認定されたサイトの信頼性は一気に下がります。
食べログも今その評判を下げないために必死に対策をねっています。
つまりステマは、一時的に評価を売上に変えるには非常に効果的ですが、
長い目で見ればあまりにリスキーで、言わば博打だと思います。
それよりは、今や消費者が発言力を持っているのだから、その消費者が好評を下すサービスを充実させたほうが何百倍も効率が良いのではないかと思います。
ステマで100万円かけて評判を買うくらいなら、
その100万円をサービスの充実や顧客サービスにつなげろって話です。
情報過多と言われる時代に誰かが意図的に情報を操作するという状況はこれからどんどん増えてくるでしょう。当然、騙される消費者はどんどん増えると思います。
楽な方法だからと評価を買うという手段もわからなくもないですが、評価は相応のサービスをしていれば勝手についてくるのです。
これからの時代は「金で評価を買うのは非常に大変」、「評価をお金に変えるのは簡単」となってくると思います。
お金で買う以外にどうすれば自社の商品・サービスを通じて評価を集めれれるかを考えるほうがいいと思います。
みなさんは、ステルスマーケティングをはじめとしたヤラセ問題についてどう考えますか?
からさわ