セミナー「日本発新資本主義経営」 鳥内浩一氏 感想

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ご無沙汰しております。
久しぶりのブログ更新です。

本日、東京でセミナーを受けてまいりました。
講師は鳥内浩一氏の
『次世代を生き抜き、世界を変える 日本発新資本主義経営 いま最も必要な、3つの経営革新」というテーマでした。

特に311以降、我が国の状況は大きく変わり、また世界もWW2前のような大不況に見舞われています。
その中で、これからのビジネスがどうなっていくのか、最近個人的に色々と勉強しておりましたので非常にタイムリーなセミナーで迷いなく参加を申込みました。

さて、セミナーの内容としては、貨幣資本の経営から「信」資本の経営へというのが大きなテーマでした。
「信」とは信頼や信用であり、利益追求型の経営から脱却し、いかに信頼を集めることができるか?ということが今後のビジネスを大きく左右するのではないかというのが鳥内氏の投げかけだったと捉えました。
3部構成で、第一部は「信」の重要性を説くイントロダクション。
第二部は「信」を資本と見た際のマーケティング。
第三部は「信」を資本と見た際のマネジメント。
全体的に概念的な話が中心でしたが非常にタメになりました。


ただし、鳥内氏がビジネス畑の方であるせいか、まだまだ貨幣にとらわれている傾向があり、言いたいことはわかるのですがもっと価値観が変わる新しい時代を論じて欲しかったなというのが個人的な感想です。
最後に、「信」の貯蓄や見える化、流通について鳥内氏と少々お話させていただいて、もっと深く語らいたかったな~という気持ちがありました。
お忙しい方で私のために時間を割いていただくことは難しいと思いますが、いつか対等の立場で議論したいと思います。頑張るぞ!


私は、FREE経済と、岡田斗司夫氏の提唱する評価資本経済社会というものを最近勉強して強い影響を受けております。その中で自分の理論を構築していた段階ですが、今回のセミナーでかなり自分の考えが整理されてきました。

私、からさわが想像する今後の経済は、
物々交換から貨幣と物との交換へと変化した時代があったように、
これからは貨幣の上に何かより優位な概念が流通する経済になると予想しています。

しかしそれは、鳥内氏にも少し伝えたとおり、貯蓄性があり、可視性があり、流通が可能でなければならないと考えています。
物々交換の時代は物、例えば食料については毎回その場で交換するとなると、一年中現物があるわけではないし、とっておいたら腐ってしまいます。
そこで、より保存性や貯蓄性に優れた貨幣がとって変わり、貨幣経済が出来たわけです。
しかし、現在は世界不況もあいまり、貨幣も紙くずになってしまうかもしれない。つまり、貯蓄性に問題が発生しているのです。
その貨幣にとって変わる概念には、やはり現在の貨幣を超える貯蓄性や保存性、変わらぬ価値が求められると思います。


具体的に何が貨幣に変わる価値なのかは私も明確にはできていませんが、これからの時代を皆さんと楽しみながら観察していきたいと思います。



からさわ

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