勤務先が今日から仕事始めでした。
私には大学卒業を2012年に控えた弟がいるのですが、この就職氷河期と言われる中、本格的な就職活動を行うに当たって不安がっています。
全社会議の後、スタッフと神社にお参りに行って来たのですが、「働きたい人が働けない」風潮のある世の中が少しでも改善すればと祈ってきました。
ずいぶん前からあった言葉ですが、今の若者にとって就活時に気をつけたいのは、「ブラック企業」に入らないことのようです。
ブラック企業とは、従業員に劣悪な環境での労働を強いる様な企業の事だそうですが、結局本人の気持ち次第だよな~と思ってしまいます。
例えばスポーツ選手なんて、1試合のために血のにじむようなトレーニングをしています。一般の人が同じトレーニングを仕事として強制させられたら、それはブラック!となるでしょう。
しかし、好きでそのスポーツをやっている選手にとっては、大変でも自分のためにやっているのでブラックとは思わないでしょう。
つまり、自分の目標や夢といったものを持って、自分で企業や仕事を選択している人は、労働環境がどうであれブラック企業とは感じないのではないでしょうか?
「自分は何がしたいのか?」「何のために自分が働くのか?」「そのために最適な職場はどこだ?」
そこが明確になっているかどうかで、不平不満の出方も違うんじゃないかと思います。
ただ、人生のゴールや自分がしたいことが仕事に繋がらない人も多いと思います。
そんな人が働ける環境と言うのは日本には少ない気はします。
みんながみんな頑張らなきゃという節があると言う意味では、日本企業は総じて「ブラック」なのかもしれません。
もっとゆとりを持って働くことができる社会になればいいな~とはつねづね思います。
それと、閉塞感のある今の時代、新卒を育てている余裕がない企業が増えているのも事実です。
だから即戦力となる優秀な学生に絞って採用活動をしているのでしょう。
これは仕方のないことですし、企業や政府に不平不満を言っても変わらないでしょう。
また、今の市場や社会の中で有利なのは当然、経験や知識・スキルを持った人でそれは既に働いてるある程度いい年齢の人たちですよね。つまり、頭下げて就職しても今の若者が年配者にとって変われるかといったら相当の年月が必要です。平均寿命も伸びる一方ですし。
だから低賃金のままで、しかも今後社会保障費も上がり、これじゃ結婚も子育てもできねーよと。
少子化が止まるわけありませんよね・・・
まぁそんなこんなで何が言いたいのかと言うと、就職氷河期やら暗いニュースも多いですが、この国の若者が活気を持って生活していくには、自ら新たな市場や、ルールを作り、その枠組みを広げていくしかないんじゃないかな~。もっと楽に生きられる社会になるように。
デジタル世代とか携帯世代と言われるような人たちが今後社会にどんどん出てきますが、どうか今の枠組みの中でどう勝ち残るかを考えるだけでなく、新しい枠組みを自ら切り開く!そんな気持ちを持った人が増えてくれればいいと思います。
からさわ