気になるニュース
「我田引水」ならぬ「我田引鉄」って言葉があったんですね。面白い。
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12月5日に「にいがたイナカレッジ」がアオーレ長岡交流ホールBCで開催した「にいがた移住シンポジウム」に参加した。
第一部「里山資本主義から若者移住を考える」14:05~15:35
講 師:藻谷 浩介(日本総合研究所調査部主席研究員)
第二部 藻谷浩介×移住女子トークセッション 15:50~16:55
「若者が移住しやすい・したくなる地域づくりを考える」
◆スピーカー:
・藻谷 浩介
・坂下 可奈子(移住女子/Iターン)
・渡辺 紗綾子(イナカレッジインターン生/Iターン)
・栗原 里奈(移住女子/Iターン)
◆進行:
・金子 知也(イナカレッジ事務局/Iターン)
藻谷氏は「里山資本主義」で話題になった人。
当日の自分のツイートを記録しておく。
にいがた移住シンポジウム〜若者が定住する地域づくりを考える〜
— 唐澤頼充 (@y_karasawa07) 2014, 12月 5
新潟県民は2020年までに16万人減る。このままでは新潟県民はあと140年でゼロになる。 — 唐澤頼充 (@y_karasawa07) 2014, 12月 5
東京の高齢者増加率が凄まじい。地方の比ではない。東京にいたら介護の仕事ばかりにな可能性がある。地方のほうが高齢者増えない。 となると、地方のほうがクリエイティブな仕事ができるかも。
— 唐澤頼充 (@y_karasawa07) 2014, 12月 5
おおー!新潟県いいやん!人口構成の推移で行くと、勝てる!かも? 東京より魅力的になりそう。わくわくしてきた! — 唐澤頼充 (@y_karasawa07) 2014, 12月 5
長野県下條村 若者が減らない年寄りが増えない #krswメモ
— 唐澤頼充 (@y_karasawa07) 2014, 12月 5
東京の人口が増えていたのは高齢者が増えていただけだった!! — 唐澤頼充 (@y_karasawa07) 2014, 12月 5
東京は年寄りは増えているが現役世代は減っている!やばい!逃げろ!東京から!
— 唐澤頼充 (@y_karasawa07) 2014, 12月 5
藻谷さんの話、面白いなぁ。里山資本主義の話は全然しないで、移住の話ばかり。 — 唐澤頼充 (@y_karasawa07) 2014, 12月 5
中華人民共和国はもっと高齢化がやばい!人口増も止まったー!
— 唐澤頼充 (@y_karasawa07) 2014, 12月 5
@cosmo_kn 日本全部で現役世代は減っている。少子高齢化だからね!東京はもともと人が多い分、若者の流入より住人が年とるペースの方が圧倒的に早い!!医療のために東京に出る高齢者も多い! — 唐澤頼充 (@y_karasawa07) 2014, 12月 5
日本はアメリカから稼いでアラブにお金を払っている!石油だぁ!! あと、チャイナとかコリアとかアジアで稼いでいる。 そして産油国とか、資源国に支払している。
— 唐澤頼充 (@y_karasawa07) 2014, 12月 5
昔は石油が安かったから儲かった!今は当時と比べると石油も30倍。だから儲からないし仕事もない!エネルギー問題。 — 唐澤頼充 (@y_karasawa07) 2014, 12月 5
日本が貿易赤字の国は工業ではない。対米も中韓に対しても貿易黒字。フランスには赤字。あとスイスやイタリアそれはワインとチーーーーズ!まじかよ
— 唐澤頼充 (@y_karasawa07) 2014, 12月 5
対工業国ではなく、対農業国に対して貿易赤字。食品。オリーブオイル! — 唐澤頼充 (@y_karasawa07) 2014, 12月 5
食い物を自給し、スキあらば売ってやれ!そしてエネルギーも自給せよ!そうすれば若者の仕事ができるかも!
— 唐澤頼充 (@y_karasawa07) 2014, 12月 5
地域外に出ていくお金を減らそう! 1、受け取った人がすぐに地域内でお金を使う人にお金を払おう。 貯金しちゃう人に払ったらダメだ!地域の直売所は怪しい。おじいちゃんおばあちゃんたち貯金しちゃう。 — 唐澤頼充 (@y_karasawa07) 2014, 12月 5
3、地域内からお金が出ていく支払い方をやめる! エビアンとかだめよー。
— 唐澤頼充 (@y_karasawa07) 2014, 12月 5
2、貯金する人に 徳島の葉っぱ取りビジネスはだめだ!ばあちゃんが儲けて貯金しているだけで、地域の人口は増えていないぞ! — 唐澤頼充 (@y_karasawa07) 2014, 12月 5
金を使う人に金を払うべし!払うべし。地域外に出ていくお金を減らそう。若者に金を払おう。
— 唐澤頼充 (@y_karasawa07) 2014, 12月 5
地域外にモノを売って外貨を獲得するのも大事。だが、なるべく地域の食料、エネルギーを使おうね。物々交換もオッケーよ。地域からなるべくお金を出さない。 — 唐澤頼充 (@y_karasawa07) 2014, 12月 5
売上を増やす。コストを減らす。 年間100万円使っているうちの1%でいいから地元産消費を増やそう。そうすると新潟県では240億円の売上になる。そうすると、年収500万円の人が4800人雇える雇用が生まれる!!
— 唐澤頼充 (@y_karasawa07) 2014, 12月 5
高知県は大河ドラマの龍馬伝の時に、地元産品を後押し。バブル期を超える有効求人倍率が出た! — 唐澤頼充 (@y_karasawa07) 2014, 12月 5
エネルギーも50万円のうち1%を地元産に。薪ストーブや、ソーラー、水力発電とかしようぜ!
— 唐澤頼充 (@y_karasawa07) 2014, 12月 5
後半は移住女子3人と藻谷さんのトークセッション。 pic.twitter.com/mN1FqwUUrI — 唐澤頼充 (@y_karasawa07) 2014, 12月 5
栗原さん。短大卒業後IT業界へ。稼ぎもあり東京生活を謳歌していたが311で帰宅難民に。自宅の米が切れ買いに行くと売り切れ。お金があるのにコメが買えずこの環境はおかしいと移住を決意。地元の人に惚れ長岡市川口の新谷集落に移住した。
— 唐澤頼充 (@y_karasawa07) 2014, 12月 5
坂下さん。香川県高松出身。東京に憧れて海外で働きたいと思っていた。大学三年生の時に十日町市池谷集落で草刈りボランティアに参加して卒業後にそのまま移住。在学中に、ケニア、ルワンダなどに行き現地で学び、足元からしっかりしていきたいと思った。そんな時に限界集落の池谷集落に出会った。 — 唐澤頼充 (@y_karasawa07) 2014, 12月 5
渡辺さん。最寄り駅渋谷駅で育つ。アメリカで環境問題を学び、自分でやったほうが幸せになれると思っていた。昨年仕事をやめ今年3月から十日町市竹所集落に1ヶ月研修生。6月から十日町市松代へ引越し1年間の研修生生活を始める。
— 唐澤頼充 (@y_karasawa07) 2014, 12月 5
松代ハイテクファームは水耕栽培の植物工場。土に触れない。 — 唐澤頼充 (@y_karasawa07) 2014, 12月 5
キャピキャピ楽しく暮らせる女の子が地域に今来てくれるだけで幸せ。数年後ずっといるかどうかはわならないけれど、出入りすればいいと思う。
— 唐澤頼充 (@y_karasawa07) 2014, 12月 5
東京に来て「ここに骨を埋めるのか」とは聞かれない。田舎も同じで、どんどん出入りすればいい。出入りする人が増えればいいと思う。馴染めない人だってたくさん来てもいい。 — 唐澤頼充 (@y_karasawa07) 2014, 12月 5
確かに長岡はお店も少ないが、欲しいものはネットで済む。服も本もネットでオッケー! 東京は全然興味ない。栗原さん。
— 唐澤頼充 (@y_karasawa07) 2014, 12月 5
お金を派手に使って遊んでも面白くない。地に足が住んでいない感じ。 最近は田舎でも全然モノが買えるし。ファッションのファスト化もある。田舎の遊びのほうが地に足ついて楽しい。楽しめる。 坂下さん。 — 唐澤頼充 (@y_karasawa07) 2014, 12月 5
東京ゆかりが丘。毎年200戸しか売らなかった滅びない団地。人口分布が素晴らしい。 #krswメモ
— 唐澤頼充 (@y_karasawa07) 2014, 12月 5
新潟市西区内野、内野駅の目の前にある本屋「ツルハシブックス」といえば今や全国の本屋好きの間でも認知度の高い本屋だ。そこの店主・西田卓司さんに貸してもらった一冊。
現代社会の仕組み、つまり資本主義の仕組みに疑問を持ったマンガ家の主人公が、資本主義システムの幻想を解き明かしていくというストーリー仕立ての内容。登場するキャラもキャラ立ちしており、話の展開もスムーズで、「マンガで分かる資本主義」的な解説本のようにサクサクと読めた。
資本主義に疑問をもつ主人公達が、資本主義のシステムとしての欠陥をズバズバと追求していく前半から中盤にかけては、なかなかに痛快である。「そうだ!社会は間違っているんだ!」と賛同したくもなる。しかし、後半に語られる「人間の性(さが)」というか動物としての人間の特性を論じた辺りから一気にトーンダウン。結論はそれはもう非常に物足りなく残念な本であった。
本書の最後は、「人間がなくしてはいけない3つ」が挙げられている。それは「からだ」、「師」、「自分」だそう。それを個人個人が守って大切にして、自分なりに資本主義から卒業しようというような結論だ。これでは、資本主義という大きな社会システムから目を背けて、自分なりの幸せを探そうぜというクソみたいな話ではないか。そして、そもそも資本主義事態がそういうシステムなんだから、最後まで読んで、「え?これは遠回しに“やっぱ資本主義っしょ”と言っているのと変わらないのでは?」と思ってしまった。
私は常々「社会全体を語る時と、人間個々の活動をいっしょくたに語るのは難しい」と思っている。個人の幸せと、社会の幸せが一致しないことがこの世にはままある。というか、人間はある程度の人数が集まり、社会になった瞬間に、社会という別の生き物を生み出す気がする。その生き物と人間個人の幸福は完璧にイコールになることはないのだ。この本は前半は資本主義全体の話、つまり社会システムの話をしている。その解明の仕方は痛快でわかりやすく面白い。だが、解決の段階では個人の問題にすり替えてしまって、結局社会システムに対する提案はしていない。その辺りに夢がないなぁと思ってしまう。
それにしても、こういう本で個人の生き方の結論として出る「自分を大切に」「身の回りを守る」といったものは、既にヤンキーが生活の中で実現していることである。ヤンキーは家族とか仲間を大切にして、資本主義社会の中での競争は程々に、バーベキューしたり釣りしたり、クラブで騒いだり、人生を謳歌している。それこそ資本主義や社会、政治などにも目もくれず。彼らこそが社会の勝者かもしれないと最近強く思う。