長岡市シティプロモーション案「日本一アウトドアのプログラムが多い町」ってどうよ?

2015年6月20日。今日は「ながおか若者会議」に参加者として呼ばれたのでイチ参加者として行ってきました。いろいろ活発な意見交換がされていて面白かったです。

刺激を受けた中で、帰り道に一人脳内会議を開きました。

若者会議の中で「長岡で遊ぶ場所がない」という学生の意見が出ていました。けれど、それは東京で作られた映画や音楽やゲームやファッションやアミューズメントなどの遊びがないということ。
でも、その遊びは「消費」ではないかと。
遊びは消費でいいのか?
むしろ消費じゃなく「創る」喜びがあるのではないか。
そもそもクリエイティブ活動には、人間にとって根源的な娯楽性がある気がする。だから、クリエイティブな遊び方を長岡から提案して行ったら面白いのでは!と考えました。

長岡は東京から1時間半。
山あり川あり、海もあり。
さらに雪もたくさんある。
しかも花火で結構知名度もある。
そんな長岡の立地と環境、条件から「野遊び」「アウトドア」の長岡での遊び方をどんどん開発して、一般の人も参加しやすいようにプログラム化していくのが良いんじゃないかと思いました。

「日本一アウトドア体験プログラムが多いまち長岡市」とか、いい!
アウトドアと農業。アウトドアと音楽。アウトドアとアート。アウトドアとスポーツ。アウトドアと防災。アウトドアと環境。アウトドアと限界集落。アウトドアと料理。
うーん。どれも相性いい気がする!

子供の頃からアウトドア教育にも力を入れる。
アウトドアスキルはサバイバルスキルでもあり、防災にも一役買うはず。
状況判断と、対応、工夫する力など身につくし、企業の研修プログラムにもなるかもしれない!

他にも、
長岡造形大学も技術科学大学も、高専もあるのだから、
アウトドア×アートとか、
アウトドア×テクノロジーとか、
もちろんアウトドア×ビジネスでもいいし、
そんな掛け合わせの発想でレジャープログラムを開発する取り組みを若者や専門家を巻き込んでいくと面白いんじゃないか。

スノーピークとかも、そういうプログラム開発に協力してもらえたら何か面白くなりそう。

うーん!何か、山ガールも農ガールも大学のテニサーも全部取り込める気がしてきた!

うおー!
というところで妄想会議終了。

とりあえずメモとしてここに残しておきます。何か一緒にしたい人、声かけて下さい。

 

【メディア掲載】新潟日報2015年6月26日「あるあるで交流」

image-0001

新潟市鳥屋野地区公民館が主催するでは10代~30代を参加対象とした『ユースセミナー』で講師をしてきました。

地域にあるカフェで集まり、ゆる~くつながりを作りながら、若者皆で地域を盛り上げよう、という主旨だそうで、平成27年度の初回「新潟のおもっしぇを再発見」をテーマにした会に呼ばれました。

 

鳥屋野地区公民館のユースセミナーは、今後も月一回のペースで開催される予定だそう。(※テーマは毎回変わります。)

人とのつながりを作りたい方、地域づくりに興味のある方、ぜひウォッチしてみてはいかがでしょうか?

 

【今日どう?通信】「おもしろい」を考える。地域のおもしろさを広げるには?

先日、新潟市の公民館が主催する若者向けのイベントに登壇してきました。

「『新潟あるある』を紹介して、普段の生活の中に溶け込んでいて気づかない、新潟の魅力を話してください」という依頼でした。昨年書いた、あるある本「新潟のおきて」の内容から新潟独自のネタを中心に話をしてきました。

事前に担当の方からは、
「新潟に住んでいながら、新潟にはおもしろいことが全然ないという若者も多いんですよ。もっと新潟がおもしろいと思って欲しいんです」というような話をされていました。

確かに、地元には何もない、つまらない、というような意見はよく耳にします。
でも、本当に地方は「おもしろくない」のでしょうか?

最近では、テレビでもインターネットでも、都道府県や地域のあるあるネタがとても流行っています。

「ダイヤを見つけ~たよ~」と聞かれれば「みのわでみつけ~たよ~」と答えちゃったり

「荒ぶる消雪パイプの犠牲になった」とか

「大洋紙」とか

「菊の花を食べちゃったり」とか

あるあるっておもしろいですよね。

でも、何でこんなにあるあるは「おもしろい」んでしょうか?
「おもしろさ」というのは一体何なんでしょう?

例えばテレビ番組は「おもしろい」ものが多いですよね。
人気の漫画も「おもしろい」。
では、人気がある=おもしろいのでしょうか?

そんなことはなさそうです。
小中学生の頃のことを思い出してみてください。
「◯◯先生のものまね」で笑いあったことがあったのではないでしょうか?
あれは間違いなく「おもしろ」かったはず。しかし、一方でその先生を知らない人(親兄弟や他校の生徒)にとっては全くおもしろくありませんね。

テレビと、あるある、担任の先生のモノマネの「おもしろさ」に共通するもの……
それは、「分かる・知っている」という大前提。
つまり、「話題を共有できている」ことが、おもしろさには欠かせないということではないでしょうか?
テレビのおもしろさは、前提を共有している人数がとても多いもの。一方、あるあるネタは県や地域の人だけが「分かる・知っている」。担任の先生のものまねは、さらに限られた人だけが共有している。
といった違いがあるものの、「誰かと話題を共有できた」ときに「おもしろさ」が、生まれるのは間違いなさそうです。

かつて、テレビや新聞、雑誌など限られた媒体でしか情報を入手することができなかった時代は「共有できるコンテンツ」が東京で作られた都市向けのものばかりだったように思います。
しかし今、インターネットが普及し、SNSが一般的になってきたことで「情報の流通」「情報の消費」が大きく変わっています。マスメディアが取り上げなくても、地域に住む人たちが地域の話題を自分でSNSに投稿し、皆で地域の話題を「共有」して、地域のことをおもしろがれるようになってきました。
けして地域が「つまらない」のではなく、これまでは、知らなかった、もしくは共有する相手がいかっただけなのかもしれません。だからこそ、このインターネット時代に、地域を知って、その話題をどんどんと誰かと共有していくことができたら、「おもしろく」なるのではないかと思います。

地域に住む人達が、東京で作られたコンテンツだけを消費するのではなく、少しでも地域の話題を消費して共有する。そうして共有できる人の輪がどんどんどんどん広がっていけば行くほど、「長岡っておもしろい」と感じるようになっていくのではないでしょうか。

日常の会話でも、SNSでも、都会の話題だけでなく、ちょっと長岡の話題を共有してみる。そういうひとつひとつの積み重ねが、長岡のおもしろさの源になっていくのかもしれません。

【今日どう?通信】100個のアイデアより、1つの行動が社会を変える

 

「AirBnB(エア ビーアンドビー)」というWebサービスを知っていますか?

これは、簡単に言うと一般の人が家のリビングなどを旅行者の宿泊に有料で提供。旅行者は一般の人に家に泊まって、コミュニケーションを楽しみながらその地域に泊まれるという、宿泊のマッチングサービスです。

https://www.airbnb.jp/

旅人はホテルに比べて安く泊まれたり、地元の人とのふれあいもできるということから、バックパッカーの人たちに人気で、日本はもちろん世界中で広がっています。
もちろん、部屋を提供する側も、新しい出会いになったり、ちょっとしたお小遣い稼ぎにもなるというメリットがあります。

とは言え、誰かが誰かを善意で泊めたり、住まわせてあげるという取り組みは、別に新しいものではなく、昔からあったものです。私の父は学生時代に下宿に住んでいたし、ホームステイの受け入れや、頼まれて人を泊めたことがある人はたくさんいるのではないでしょうか。

こういった、もともと細々とあった取り組みが、今再び注目を浴びている理由は、インターネットの登場により小さな活動が束になり可視化されることで大規模組織に負けない大きな“パワー”を持ったからです。

例えば長岡花火。
約100万人を集めるビックイベントは、近辺のホテルは超満室。
「もっと他の地域から見に来て欲しい」と思っても宿泊先の確保が困難です。

しかし、新たにホテルを建設しようと思ってもすぐにできるものではありません。
莫大なお金がかかりますし、実は長岡グランドホテルでも部屋数は89室しかないのです。
たくさんのお金をかけて、100部屋に満たないホテルを作る?なんだかすごくもったいない気がします。

そこで、もし「AirBnB(エア ビーアンドビー)」などのWebサービスを使って100家族が自分たちの部屋を1つ貸し出したら?
それだけで、長岡に大きなホテルが1軒できたのと同じだけの効果があるのです!
200家族だったらホテル2軒です!
すごい影響力だと思いませんか?

このように、特にインターネットの登場以降は、ひとつひとつは小さな行動でも、それが束になることで世の中を変える、社会を良くする“パワー”を持つようになってきています。

地域が良くなるアイデアとして

・行政が◯◯してくれたら……
・あの企業が◯◯してくれたら……
・あの団体が◯◯してくれたら……
・あの場所を誰かが◯◯してくれたら……
・政治家が◯◯してくれたら……

といった意見を持っている人はたくさんいます。
それこそ、まちづくりや協働では様々なアイデアが飛び交います。

もちろんどれも素晴らしい意見なのは間違いありません。

けれども、今、一人の声を全世界に発信できる時代です。
一人ひとりの行動が束になってチカラを持つ時代です。
アイデアを100個出しても、それが実現するかどうかはわかりません。
しかし、誰かの一つの行動は、社会のプラスに確実に成るのです。

インターネット時代は、誰かの1つの行動が、目に見える形で地域や社会に+1される時代です。
「AirBnB(エア ビーアンドビー)」に長岡の誰かが一人登録すれば、長岡にホテルの部屋が一室増えたのと同じことになるのです。
食べログのコメント一つが、街が盛り上がっている様子に
イベントの写真をアップロードすれば、地域のことが目に触れる可能性が高まる
「いいね!」を押せば、「人気がある」という指標になる

今、できる行動をひとつする。
その積み重ねが、地域や社会にとって大きなプラスになってくのではないでしょうか?
さあ、みんなで一緒にできる行動から地域づくりを始めましょう!

唐澤 頼充

 

「楽しいからやる」より「やらないと怒られるからやる」方が持続可能

人間が何かをやり始めるきっかけは「楽しい」だったり「嬉しい」という感情な気がする。

けれど、何かをやり続けるには「やらないと怒られる」とか、「やらないと迷惑をかける」な気がする。

楽しくて始めたことは、そのままでは本人が飽きたら続かなくなる。

楽しくて始めたけれど、いつのまにかやらないと誰かに怒られたり、人に迷惑がかかる状況になると、どうしても続けなくてはいけない状況に追い込まれる。

むしろ、その方が持続可能なのだ。

 

負の感情を動機にするというのは、あまり印象がよろしくないが、人間ってそんなもん。だからマネジメントではちゃんとそういう人間の本質を理解して、仕組みを作る必要があるのではないだろうか?

企業でよくある自発的に目標を決めさせる「目標管理制度」は、人間の本質を無視している気がする。

誰もが楽しいからやりたいことを続けられたり、目指すべき姿のために行動し続けるのは難しい。むしろ苦痛を回避するための行動のほうが続く。

そもそも人間は常に「死」という苦痛から逃げまわっている存在だと思う。

太宰の言う「恋と革命のために生まれてきた」のではない気がする。

ただ生まれてしまった。そして、死を回避し続けている。それが生きるということ。そんな考え方があってもいいのではないか。

やるのは怒られたり、誰かに迷惑がかかるから。

マネジメントは、正の感情の動機付けよりも、そういう負の感情から生まれる責任感をうまくコントロールしてあげることが正解な気がしている。

 

会いに行ける会社員に会いに来て!消費者参加型人事も楽しめる会社員グループ構想

「会社員」と聞くと、ついつい「手の届かない存在」だったり、営業に来たときは除いて「どこにいるかわからない」し、「おっかけでもしなければ会いにいけない存在」だと思ってしまいがちですね。

 

しかし、4月から会社員もやることになった私・唐澤頼充はコンサートやテレビの中だけでなく、「気軽に会える」会社員でありたいと思っています。「そこに行けば絶対に会える会社員」というコンセプトの元、ながおか市民協働センターでの窓口相談も行っています。

 

そして、私以外にも「会いにいける会社員」をどんどんと増やし、会社員グループを作りたい。できれば48人位いて、その中には必ず自分の好みの会社員が居るという、そんなグループ。

 

会いにいける会社員グループができたら、握手会を開催したい。
これまでは会社の商品を買っても会社員とは会えませんでした。しかし、これからは商品を買ってくれた人には会社員との「握手券」をプレゼント!握手会で憧れの会社員と直接握手ができるという試みです!
さらに、商品には握手券以外にも「投票券」もつけたいと思っています。
これは、年に1回程度「総選挙」を開催し、自分の好きな会社員に投票できるというものです。総選挙では投票数に応じて会社員の役職が決定する、まさに「消費者参加型人事」と呼ぶべき新しい仕組みを導入。会社員たちはこの総選挙で地位を争います!社内政治なんて言葉はもう古い!いかに消費者の心をつかめるかが会社員に求められる能力になるのです。

消費者としては、自分の支持する会社員の地位を、自分の力であげられる。そんな新しい形の会社員との関わり方が生まれます。

 

そんなこんなで、会いにいける会社員グループは、完成した会社員を楽しむのではなく、会社員の成長していく姿をリアルタイムに自分も参加しながら楽しむという、新しい会社員との接し方が味わえるという。

地熱のある地方都市・長岡市から全国に向けて新しい会社員の形を発信します!

 

 

 

……なんだこれ?途中で何を書いているのかよくわからなくなりました

 

【今日どう?通信】 地域づくりの「キョウヨウ」と「キョウイク」

先日、長岡市与板地域で新しく立ち上がったNPO法人「考房あったか」さんを訪問してきました。考房あったかさんは、昭和14年生まれの同級生たちが立ち上げたシルバー世代の豊かな経験と力を活用していこうという団体です。

考房あったかの理事2人とのお話しの中で、「ボケないためには“キョウヨウ”と“キョウイク”が大切だ」といったお話になりました。
キョウヨウと言っても「教養」ではなく、「今日、用がある」こと。
そして、キョウイクは「教育」ではなく、「今日、行くところがある」ということ。
これは、『100歳になっても脳を元気に動かす習慣術』などで知られる心理学者の多湖輝(たごあきら)さんの著書にある言葉だそう。お話を伺った二人も「地域のシルバー世代の用事と居場所を作りたいんだ」と熱く語ってくれました。

「今日、用」と「今日、行く」。
なるほど、仕事を引退した人がぽっかりと心に穴が開いて無気力になってしまうというのは用事と居場所がなくなってしまうからかと納得しました。

と同時に、これは年齢を問わず地域づくり全般に言えることではないかとも思いました。
例えば、地域の環境整備や安全管理など、今は多くのことを行政サービスや企業などが担っており、市民がしなくてはいけない「用事」は年々少なくなっているように感じます。特に、地域外から入ってきた人などは、地域のためにしなくてはいけない「用事」を持っていない人が多いのではないでしょうか?さらに地域の人と交流するために「行く所」もなかなかない気がします。

地域づくりの「キョウヨウ」と「キョウイク」は、地域に貢献するため誰かに任せたい「用事」と、集まりたくなる「行く所」をつくることから始まるのかもしれません。
どんな小さなことでも、誰かに何かを手伝ってもらうということはひとつの「協働」です。手伝ってもらうには、ただ「力を貸してください」だけでなく、何を手伝ってほしいのかはっきりさせることが大切です。草取りでも、掃除でも何でも大丈夫。言葉や文章にしてお願いすることで誰かの用事になるのです。そして、「今日どう?」と声をかけ、皆のいる居場所に連れていく。そんな協働の積み重ねが、暮らしやすく豊かな地域を作っていくのではないかなと感じました。
地域の中には「今日どう?」そんな言葉を待っている人が、実はたくさんいるんじゃないでしょうか。