【社会】 安定志向を打ち破れ!

311の被害を受け、私にできる唯一のことと思いした義援金の金額は1万円・・・。自分の生活を犠牲にすればもっと支払えるのですが、自分の生活に何の影響もない範囲と考えて試算した金額がそれでした。今後、追加募金すると思いますが、非常に無力感を覚えました。


私にもっと力があれば義援金を捻出し、復興計画に加わり、産業再生に加わり・・・等もっともっと貢献できたと悔やんでいます。その点、震災後大活躍している孫正義氏には尊敬と共に羨ましい気持ちも抱いています。


今回の教訓として「多くを救いたければ、多くを得よ」です。


■安定志向は自己中心志向
「若者の安定志向化」というキーワードはここ数年来使い続けられている言葉です。「若者」と言われるのは、若い方が社会の影響を最も受けやすく、最も再現する層であるからです。なので若者、若者と連呼し、若者が悪いという風潮をつくるメディアや識者は知恵不足だと思います。社会全体が安定=現状維持をしなくてはいけないと言う風潮にとらわれているわけです。


安定の定義とは何なのか?明確なものはないと思いますが、「生活に困らない程度のお金を稼ぐ」「リスクは冒さずローリターンを得る」といったところでしょうか。つまり、「自分もしくは家族が生活に不自由しないようにしましょうね」といった考え方であり、大げさに言えば、「他の人は知りません。」とも捉えられます。安定志向とはまさに<最小幸福思考>であるのではないでしょうか?
最小幸福では他人を救う余裕がないのことは、3.11で個人として痛感しました。


■野心を持てる社会を
安定思考とは自己保身であり、社会・集団としての発展どころか、維持もままなりません。日本社会に蔓延する「金儲け害悪思考」、「身の丈志向」を打ち破らなくてはいけないと強く思います。野心を持った人、それは若者に限らず、引退した層でも、バブル世代でも団塊世代でもかまいませんが、野心行動に移せるような雰囲気を社会全体で作っていかなくてはいけないと思います。「2番でいいわけがない、1番にならなきゃ意味がない!」そう思える人、そう思える社会をつくっていかなくては、集団としての幸せや安定は訪れないのです。
そのためのツールとして「金」が必要です。
「金」は目的ではなくあくまでも、ツールです。
そのツール集め(=金儲け)を否定してはいけないです。
節約志向は道具を使わないことを選択している、つまるところ思考停止している状態ではないでしょうか?日本では無償の奉仕が賛美されますが、お金を使って事を成すことをもっと尊重すべきではないでしょうか?


道具を使えば簡単に人助けができます。
道具を使えばより多くの人助けができます。
道具を使えばより効率的に人助けができます。


その道具を手に入れるためには、野心が欠かせないと思いますし、それを社会が歓迎しなくてはいけないと思います。


■チャレンジする人を称えよう
しかし、私の受けて来た教育の中では、ツールの集め方(=金儲けの仕方)も、ツールの使い方(=投資の仕方)も教わっていません。与えられたことをこなす教育、つまりサラリーマンになるための練習ばかりをしてきたように思います。
それは仕方のない事ですし、多くの皆さんが私と同様でしょう。なので、私は全ての人が安定志向を捨てるべきだとは思いません。優秀な人が安定志向になっているのが問題であって、全員がチャレンジしなくては社会が豊かにならないとは考えていません。
だから、安定志向の人々は、自身が教育されたルールの外で戦っている人(お金儲けしている人など)を否定するのではなく、必要なことだと、むしろ彼らの行動が社会の安定につながると思い、賞賛しなければいけません。
彼らはチャレンジャーであるのです。チャレンジを認める社会、そしてチャレンジが失敗した場合にもチャレンジしたこと自体を認める社会を私たちは作っていかなければいけないと思います。


先日、堀江貴文氏の実刑が確定しました。チャレンジした若者を社会が潰した象徴だったと思います。
しかし、事件当時とは変わり、ソーシャルメディアの発達により、あの事件に「何か変だぞ?」と感じた方は多かったと思います。
「何か変だぞ?」が「チャレンジした人を潰すな!」という声に代われば、日本の社会はもっと幸せな社会になると思います。


からさわ

【アニメ・ビジネス】 もしドラ感想。ビジネスアニメの需要は?

ゼロ年代後半から勢いを増してきた、ビジネス書ブーム。
個人スキルのアップを必要に感じ読んでいる方が増えた背景があると言われている中、2011年冬アニメで、ベストセラー書籍の「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」、通称もしドラ をNHKがアニメ化、放送しました。
一挙放送だったので、内容を忘れないうちに見れたのは良かったです。


はたして、ビジネス書ブームのニーズはアニメ映像作品として定着できるのか?
アニメ、もしドラを期待半分、疑問半分で見た感想は・・・ターゲットは誰だったの?というのが一番強かった。


■アニメ作品として
近年のヒットアニメの傾向としては、①キャラ、②日常系orセカイ系、③悲劇、④癒し、⑤リアリティ、⑥恋愛、⑦ギャグなどのキーワードが存在していると思う。
そのなかで、もしドラは、キャラは立っておらず、リアリティに乏しく、癒し、恋愛があるようなアニメではなかった。
アニメ作品としての特徴を箇条書きで挙げてみた。
 ・キャラクターデザインは中途半端(書籍のパッケージの方がキャラが立っていた)
 ・リアリティはない。(野球部の人が見たら怒りそう)
 ・日常系の青春モノ。(深夜アニメではあまり例がない?)
 ・準ヒロインの死という山場あり。魅せ方も上手かった。(さすがNHK!)
 ・恋愛要素はゼロ。
 ・スポ根
 ・テンポよし
 ・萌えない。燃えない。
というわけで、アニメとしての見せ場は登場人物の感情が一番揺れた準ヒロインの死の場面で、それ以外は並のない、ダイジェストを見ているような印象を受けるつくりであった。
青春、全力、成長と言う意味では近年の夜アニメにはない作品には仕上がったが中途半端であった。
結論として、アニメ視聴層がターゲットではない作品だと思う。


■ビジネスとアニメの融合作品として
題材はドラッカーの『マネジメント』。扱われた理論で印象に残っているものを箇条書きにしてみた。
 ・マネジメント
 ・マーケティング
 ・イノベーション
 ・人材活用
 ・社会貢献
 ・成果
これくらいかな。知識としてはビジネスマンにとっては当たり前。新しい知識が入ってくるわけではないし、理論の深堀もしていないのでビジネスマンにとってはやはり中途半端な印象。
学生や、アニメ視聴層にとって魅力的に説明されていたかと言うと・・・そうでもないと思われる。入門アニメとしても中途半端の域を出ないのではないか・・・


■もしドラのメッセージは何だったのか?
コンセプトは「アニメでわかるドラッカー」だったと思うが、このアニメの成果を①ビジネス書市場の拡大、②アニメ視聴層の拡大と考えた場合、その二つが達成されるのかどうかは正直難しいと思う。
個人的にこの作品で一番気づかされたことは「行動をする」というメッセージであった。
ビジネス書ブームの中、知識を仕入れて安心感を得ている人が多い。そんな中、野球部という一見ビジネス知識が活用できない状況の中で、工夫をし実践していくという取組みを表現している点は情報社会へのアンチテーゼであると評価できる。
優秀な人の定義は「知識アリ・行動力アリ」>「知識ナシ・行動力アリ」>「知識アリ・行動力ナシ」>「知識ナシ・行動力ナシ」であると思う。そういう意味では、<行動力>の重要性は強烈にメッセージングされていたような気がする。


■ビジネスとアニメの親和性は如何に?
アニメもしドラは非常に面白い試みだったと思うが、誰に見てもらいたいのかターゲティングが不十分だった所為で、評価は高いものにならないと思う。この作品を見て私がビジネスアニメを制作する場合のポイントを箇条書きで挙げてみた。
 ・ビジネス入門アニメとする
 ・対象は、アニメ視聴者+学生
 ・ビジネス理論は最小限に抑え、テクニック要素を強くする
 ・ストーリー性を重視する
 ・変動するのは人間感情ではなく企業の業績、もしくは個人の営業成績
 ・ビジネスマンは娯楽程度にみる
といった感じだろうか。ビジネスマンがノウハウを蓄積するには、アニメよりセミナーや音声教材の方が今のところ効果が高いだろう。
もしドラは成功とは言えないと思うが、これにめげずビジネスアニメや社会派アニメの制作にどんどんチャレンジしていってほしい。


からさわ

【高齢社会】 老人に埋もれていく日本

久しぶりに実家に帰り、両親と祖父母の暮らす生活をゆっくりと眺めていました。
祖母は要介護者であり、私の両親が世話をしています。
地元の様子を聞いていると、老人介護の話題が多く非常に考えさせられた帰省でした。


■長寿は善か悪か?
日本は屈指の長寿社会になった。私の出身の長野県はその中でもトップクラスの長寿県である。今回の帰省で感じたのは、本当に老人が多い事。さらに要介護者が多い事である。高齢者福祉の増加はいつごろから急増したがデータはあさっていないのでわからないが、介護が必要になるまで長寿化したのは90年代とかなのかなと思う。私の母の祖父母(私の曾お爺さん、曾お婆さん)は、母が高校生の時には亡くなっており、介護は行わなかったそうだ。長生きすることは倫理的に考えれば喜ばしい事であるが、人の手を借りて生き続けることははたして善なのだろうか?


■介護、高齢福祉による損失
・介護に向かう労働力
・介護する家族の時間(労働時間、消費時間)
・介護による心労
・子供福祉への投資金額の減少
ドラスティックに考えると、社会的に大きな損失である。私の母もまだ働ける年齢ながら介護のために仕事をやめた。


■長寿社会は経済を回すか?
諏訪中央病院名誉院長蒲田實氏の講演にて蒲田氏が以下のことをおっしゃられていたとか
「老人はお金をかなり貯めている。経済の活性化のためにもお金を使うべきだと思い、在宅訪問時にお金を使うように言ってみる。すると”老後が心配だから・・・”と80歳、90歳の老人が言うんです。」
日本の個人資産の80%近くを持っている老人はお金を使わない。
老人に金を持たせても経済は回らないようだ。


■長寿化は止められない。
とは言え、長生きするなとは言えない。
国は老人にガンガン年金を払い、ガンガン保険料を払っている。
企業は企業年金を老人にガンガン払い、老人福祉施設など産業として発展性が高いと思えない分野にガンガン投資をしてる。
その背景で、日本の経済力は衰え、若者は満足なお金を得られず、少子化は加速していく。
まさに、日本が老人に埋もれていくように感じる。


■他人の高齢者と私の祖父母
私は長寿は悪だと思うし、私は自分で身の回りの管理ができなくなるほど長生きはしたくない。70代で逝けたらいいと思っている。
しかし、同じセリフを私の祖父母には言えない。むしろ長生きしてほしいと思うし、介護されていても元気に過ごして欲しい。家族だけは特別視してしまう非常に複雑で難しい気持ちを抱いた。


からさわ

【社会】 311による情報新時代の幕開け

東日本大震災により被災した多くの皆様に、心よりお見舞い申し上げます。


メディアの在り方やマスメディアの問題についてはインターネットの拡大と共に緩やかな変化が起こっていました。その流れの中、このたびの震災により変わりつつあった日本の情報流通の形態が大きな転換期を迎えたように感じます。


■マスメディアの情報加工の露呈
これまで、新聞テレビに代表されるマスメディアの情報は信頼性の高い情報であると、絶対的な信仰がありました。しかし311という我が国にとって未曽有の天災があったことで、マスメディアが行っている情報の加工が多くの人の目にさらされたように感じます。
これまで、一次情報に接することができる人間は非常に限られていましたが、ユーストリームやニコニコ動画によってこれまで限定されていた記者会見などの様子を一般人が直接目にすることができることが、多くの人に認識されたのではないでしょうか?一次情報に一般人が接触でき、自身の感想や解釈を持った今回、マスメディアの解釈と自身の解釈のかい離を感じた方が多いように思います。テレビや新聞が本当のことを伝えているのか、疑問を持った方が増えたと信じています。
特に東京電力関係のマスメディアの報道は、両者に利害関係があるため一般人には納得のいかない情報提供がマスメディアから垂れ流されていました。
「マスメディアの情報は加工されている。」当たり前のことですが、それに気づいた人が増えた。それがこの311以降の大きな変化だと思います。
また、”ニュース”(最新の情報)の仕入れ先がマスメディアだけではなかったことも大きな変化だと思います。


■ソーシャルメディアの躍進
マスメディア神話に疑問が投げかけられる中、発言権を強めたのはソーシャルメディアでした。今回はtwitterが特に力を発揮しましたが、情報を個人が発信できるyoutubeなどの動画投稿サイトもマスメディアでは見られない現場の真実や、専門家の生の声を一般人に届け続けました。
嘘やデマも発信されたとは言え、新しい情報流通の光を見せたことは間違いないと思います。


■マスメディアの役割はどうなるか?
今回の震災で、情報流通のあり方は、大きな転換期を迎えていると言えます。私たち一般人はソーシャルメディアの発達により情報発信者になれるとともに、膨大な情報の海の中に投げ込まれたと言えます。ネット上の言論統制(?)といった馬鹿げた国の動きもありますが、ソーシャルメディアによる情報量の爆発はますます加速するでしょう。一方で、ソーシャルメディアは万能ではありません。人により必ず情報が偏ったり、裏付けデータのない情報を信じる可能性も高いです。
一次情報や、より地域に密着した情報を得やすいのはソーシャルメディアでしょう。その部分で今後マスメディアが勝つこと、スクープを飛ばすことは難しいと思います。そのような流れはこれまでもありましたが、スクープを重視するあまり捏造やヤラセを行ってしまっているのが現在のマスメディアであるように感じます。
今後のマスメディアの在り方として、一次情報にこだわるのではなく、ソーシャルメディアで関心の高い事象の検証や、専門的見解、より深い解釈の提供などが求められるのではないでしょうか?
それが果たしてマスメディアしかできないか?と問われると何とも言えませんが・・・


■一般人は情報にどう立ち向かうか
双方向性どころかあらゆるところから情報が発信される時代になったことが改めて証明された中、一般人はどのように情報に対じすれば良いのでしょうか?一番重要なのは、「自分で情報を咀嚼する力を付ける」ことです。誰かがAだと言ってもそのまま信じるのではなく、本当にそうか必ず自分の頭で考えるようになることです。情報リテラシー、自分でなぜそうなのか考える力を意識的に付けるとともに、教育面でもそのような力をつけるための施策が必要だと思います。


からさわ

【アニメ】 視聴アニメ短評 2010-2011年 冬

2010年~2011年冬に視聴したアニメを短評します。
忙しい中よく見てたな・・・


(あいうえお順)
■「お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!」 萌?ギャグ?
笑いました。AGE探検隊、男子高校生のノリってあんなんですね。
笑いましたがくだらないです。
しかし、18禁コーナーに高校生が平気で入る描写増えてますね・・・
これはOKなんでしょうか?


■「みつどもえ 増量中!!」 ギャグ
2期。
笑いの取り方は上手いです。
下ネタですが間や、勘違いの作り方などテクニックを感じます。


■「これはゾンビですか?」 ?
すみません。全く受け付けませんでした。


■「レベルE」 SF
ハンターハンターの富樫さん原作のアニメ。
話の作りが上手い。富樫さんは天才だと思った。
エンターテイメント性高し!


■「ドラゴンクライシス!」 ?
え?ダメだ・・・


■「君に届け 2期」 青春 学園
青春ストーリーの王道。
良いんじゃないでしょうか。


■「IS<インフィニット・ストラトス>」 キャラ
可愛い女の子が出てくるバトル物だが、王道中の王道!
ある意味ここまで基本に忠実に作るのはすごい。
ストーリーは面白かったかどうかわからないけれど、
アニメ化で原作は馬鹿売れ。クロスメディア戦略の大勝利!
キャラマーケティングとしては最高の出来では?


■「フラクタル」 SF
一番期待していたのに・・・
設定の勝利だと思っていたが、その設定を活かしきれず・・・残念っ
ベーシックインカムやネット依存へのアンチテーゼとなるかと思っていたのに、
お花畑をふわふわしている印象しかない。
本当に残念。もう一回やって欲しい。


■「放浪息子」 人生
多感な中学生を描いた異色作品。
心理描写は上手く、リアリティがあった。
リアルすぎる分、どこか心が痛く単純に楽しめなかったのは年をとった所為だろうか。
男女の境目はこれからますます見分けがつかなくなってくると思う。
そういう意味ではセンセーショナルだった。


■「とある魔術の禁書目録Ⅱ」 ファンタジー
展開早すぎ。これはこれでありだが夜アニじゃない。


■「フリージング」 バトル
中途半端だった。二期があるのか?


■「魔法少女まどか☆マギカ」 魔法少女
一人勝ち!社会現象になるのではないでしょうか?
希望と絶望、奇跡と代償、力と犠牲、理不尽な暴力、まさにこの世界の残酷さを表していたと思う。
正義も悪もなく、ハッピーエンドはない。変えられたものは一部だけ。救えたのは一部だけ。不を消し去ることはできない。そんな当たり前をアニメと言う形で目の前に突き付けられたように感じた。
夢を見させるのもアニメや映画の仕事だが、
現実の社会を見せるのもアニメや映画の重要な仕事だと思う。
そういう意味では、このアニメは今後重要な位置づけになるのだろうと思う。




個人的に、このクールの当たりは「魔法少女まどか☆マギカ」くらいでした。
どうしようもない世の中の不条理を伝えることって大切だと思います。
そんなアニメが増えて欲しいです。


からさわ

【サッカー】 継続と組織力と人材 アルビVS神戸2011年J1第9節

J1第9節のアルビレックス新潟対、ヴィッセル神戸の試合をテレビ観戦しました。
東日本大震災の影響で延期され、リーグ戦は4試合目。
アルビは1勝2分、ここ2試合は先制するも追いつかれてドロー。相性の良い神戸に対して、ホームで勝ち星が欲しいところ。


アルビのシステムは4-4-2。メンバーは、GK東口、DFは右から藤田、鈴木、千葉、酒井。MFは右から今季初先発の小暮、三門、本間、チョ。FWはブルーノ・ロペス、ミシェウの2トップ。


■ブルーノ・ロペスの今季3点目でアルビが勝利!
連戦にも関わらず、前半から両チームとも非常にコンパクトな陣形を保ち、攻守に渡って締まった展開となる。
両チームとも決定機を作るがなかなかゴールを決められない。激しい試合展開が続く中、74分に右サイドの藤田のスローインからチョ・ヨンチョルがペナルティエリア内で受けたボールをヒールキックでダイレクトにさばき、落としたボールを今シーズンからアルビに加入したブルーノ・ロペスがボレーシュートで叩き込みアルビが先制する。
その後、両チームとも決定機を作るが決め切れず、アルビが1-0で勝利。ブルーノ・ロペスの今季3点目でアルビが2勝2分けの勝ち点8とした。


■ボールの収まらない落ち着かないゲーム
アルビ、神戸共に、中盤をコンパクトに保ち、最後まで運動量が落ちることなく攻守の入れ替わりの激しいナイスゲームを演じた。共に組織的なプレッシャーが効いており、隙のない展開であったが、攻撃は一本調子で変化に乏しかった。
神戸はアルビのFWミシェウやMF本間にうまくプレッシャーをかけ、ゲームを作らせなかった。一方で神戸もMFに入った大久保がアクセントとなろうとしていたがうまくボールが集まらず、変化を付けられなかった。両チームとも試合をコントロールできる選手がいなかったことで、全体的に落ち着かないゲームになってしまった。
上位チームになるとリズムをつかめない時間帯でも、ゲームをコントロールする選手がボールを落ちつけて主導権を渡さず、相手の勢いをそぐことができる。しかし、戦力的にも中位のアルビと神戸は、ゲームコントロールができず、リズムの良い時、悪い時の差がはっきりと出てしまうのは課題と言える。


■2011年アルビの戦力は?①
アルビは今シーズン、昨シーズンからレギュラーではDF永田、西、MFマルシオ・リシャルデスが抜けた。CBは一昨年の千代反田に引き続き、永田が移籍したことで、2年でCBコンビが総入れ替えとなる異例の事態となった。また、4シーズン在籍したMFマルシオ・リシャルデスは、まさに新潟のキングと呼べる選手であり、アンタッチャブルな存在であったが、とうとうアルビを離れることになった。見方によっては飛車角落ちともいえる状況の中、黒崎監督がどのようなチームづくりを行ってきたのか、実際目にするのは今回が初めてで楽しみであった。
守備陣は右サイドバックに札幌から移籍してきた藤田が収まり、センターバックは同じく札幌から移籍の石川、89-90年組みの鈴木が起用されている。今日の試合は大きな破綻はなかったが、局面での連携や対応などまだまだ若さが見えそうではある。しかし、チーム全体でプレスが効いていることで大きな戦力ダウンになっていない。
一方攻撃陣は、マルシオ・リシャルデスの抜けた右MFには三門、今日は小暮が入り、FWにはブルーノ・ロペスが起用されている。ブルーノ・ロペスはアルビが待ち望んだエジミウソン以来の本格派ストライカーといった印象で、日本に馴染んでこればもっと活躍が期待できそうである。しかし、マルシオの穴は埋めきれていないようであった。


■2011年アルビの戦力は?②
攻撃面では、マルシオの穴が大きい一方で、期待できる面も見つかった。昨シーズンからブレイクしていた左MFのチョ・ヨンチョルが今年もさらにスケールアップしそうな期待を抱かせてくれた。また、今シーズン途中出場のチャンスを与えられている89-90年組のFW川又も、戦力として期待できそうになってきた。シーズン途中で川又がスタメンを取れるほどレベルアップしてこれば、ミシェウをMFで使うことができマルシオの穴はふさがりそうでは?と感じた。鈴木、小暮、川又といった89-90年組と言えば、アルビが初めて高卒選手を大量獲得したシーズンのメンバーであり、彼らが育ってきたのはどこか感慨深いものを感じる。
2011年は力を付けるシーズンと位置付けることができれば、今のメンバーを維持できた場合、来シーズンはかなり好成績を期待できる素材はそろっていると感じた。しかし、ここ数年はレギュラーが毎年引き抜かれているが・・・


■継続と組織力と人材【アルビスタイル】
ここ数年、レギュラークラスの移籍が絶えないアルビであるが、しぶとくJ1の舞台に喰らいついている。今日の試合を見て、改めてアルビの戦術の継続性のたまものであることを感じた。始まりは2004年の鈴木淳監督就任からであるが、4-4-2をベースとし、プレッシングとサイドバックの攻撃参加がベースの戦術は2011年にも繋がっている。
サッカークラブは監督が変わるたびにスタイルが変わることの方が多いし、同じ監督であっても成績によってチームのスタイルを変えることも少なくない。そんな中、成績の上下に関わらず、同じやり方を貫き通してきた、鈴木監督(現大宮)、黒崎監督には頭が下がる思いである。
アルビの経営規模を考えると有力選手を長期間契約することや、新たに獲得し続けることは難しい。そんな中、戦術を継続し続けたことで、他のクラブにはない組織力をクラブとして身につけて来た。その結果、どんな人材が来ても、ベースは同じであり、人材に左右されない共通認識を植え付けることに成功している。これが毎年主力を奪われても戦えているアルビの強さ、アルビスタイルである。
組織をつくるとき気を付けるべき点は、「誰かが抜けたら働かなくなる組織作り」になってしまわない点である。これはサッカーだけでなくどのような組織にも当てはまる。人材によってパフォーマンスは上下するけれど、組織として機能する機能美、組織力が今のアルビを支えているのだと感じた。




からさわ

【サッカー】日本人の海外移籍が好調。Jリーグの空洞化は大丈夫?

本日は高校サッカー選手権大会の準決勝2試合が行われました。
今大会は注目のタレントを擁するチームがほぼ敗退し、チーム力が高い高校が勝ちあがってきた印象です。
日本の課題と言われ続けている、「練習では世界レベルだか試合でそれを活かせない」ということが改善されてきたように感じます。
日本のサッカーレベルが向上してきた指標の一つとして海外で活躍する選手が増えて来たことが挙げられます。


■急増する海外組。高まる日本の評価
昨年のW杯でベスト16に進出して以来、日本の若手選手の海外移籍が急増しています。
移籍した選手も、香川選手を始め、本田選手、長友選手、内田選手、阿部選手、川島選手、吉田選手とそれぞれ所属チームの主力として活躍し、日本人選手の評価はまさにウナギ登り!
日本人のテクニック、スピード(アジリティー)は世界でも通用することを証明しました。
特に活躍している選手は、幼少時にJリーグが既にあり、物心ついたころにはW杯に日本が出場している世代で、世界を目指すのが当たり前だと思っている世代です。
閉塞感のある日本社会の中で、海外で戦っている若者には勇気を与えられます。


■土台はJリーグ
日本人が世界で活躍できる背景には、やはりJリーグのレベルアップがあると思います。
海外サッカーが普通に見られる時代になってきて、「Jリーグはレベルが低くて面白くない」と言った意見も聞かれますが、私はそうは思いません。
その根拠は、Jリーグに移籍した外国人選手がそろって「Jリーグはスピードが速い。」と言い、そのスタイルに馴染めない選手も多いことです。
ドルトムントで活躍する香川選手は、Jリーグにいたころは、上手いがスピードが売りの選手とは言えませんでした。しかし、ドイツではそのスピードが最も評価されています。
シャルケの内田選手も、世界でもスピードが売りと言われるリベリーやロッベンと言った選手と互角以上に戦えています。
また、川崎フロンターレにいたチョン・テセ選手は、Jリーグ時代そのフィジカルが売りでしたが、ドイツに行った途端スピード系の選手として活躍しています。
つまり、Jリーグは世界屈指のスピードを持ったリーグとも言えるのではないでしょうか?
我々はもっとプライドを持ってJリーグを楽しんでみる必要があるように思います。


■人材の流出問題
しかし、これだけ日本人選手が海外流出してしまうと、国内のレベルは大丈夫なのか?と心配になってしまいます。
特に問題なのは、国内チームに移籍金をほとんど残さずに海外流出しているケースが大半だと言うこと。
ビジネスモデルがまったく成り立っていないので、国内クラブが人材を流出させるだけで終わり、お金が残らないという結果になっています。
これは、移籍制度が改正されてから国内移籍でも問題になっており、早急に改善しなくては国内リーグ自体が持たない状況になる危険があります。
これだけの不況の中、スポンサー料だけでJリーグの発展は望めず、海外移籍は海外リーグからマネーを獲得する大チャンスだと言うのになかなか上手く行きませんね。。
新たなビジネスモデルの構築は、Jリーグの生き残りのためにも急務です!


■外国人枠の増加を求む!
国内の人気選手やトップクラスの選手が海外流出している現在、リーグのレベルを維持するにはやはりレベルの高い海外選手で補てんするしかなさそうです。
位置づけとしては「アジアのサッカー選手見本市」。
Jリーグで活躍すれば、ヨーロッパへの道が開けるといったモデルです。
現在の外国人枠は、3名+アジア枠1名ですが、アジア枠をなくし5~6名に変更しても良いのではないかと思います。
海外選手によって、レベルの維持を図り空洞化を防ぐとともに、Jリーグの放映権を海外へ売るきっかけにもなるのではないでしょうか?
ただ、日本人の国民性として外国人ばかりの地元チームを心から応援できるか?という課題はありますが、6名くらいまでなら大丈夫な気がします。根拠はないけど。
それにJ2も充実してきている中、日本人選手があぶれるってこともないと思います。


■まとめ
そんなこんなで、現在日本サッカー界は良い流れの中にあると思いますが、この時期に国内リーグの構造改革を行い、きちんとしたビジネスモデルを考えなくては、逆に衰退する可能性もあると思います。
これまで、チーム数の増加を方針にしてきたサッカー協会も方向転換を迫られています。
目の前のチャンスを逃さず、チャレンジして欲しい。
そして、閉塞感のあるこの国に一つの夢を与えて欲しい。
そう思って今年のリーグ開幕を楽しみにしています。


からさわ

【ビジネス】おせち事件!?何のためのグルーポン??

昨年話題を集めた共同購入型クーポン。
高い割引率のクーポンを、共同購入させ費用対効果の高い広告を打つことができます。


新年早々、グルーポンで買ったおせちが、届かない、中身が写真と全然違うと大きな話題になっています。
このニュースを見て、なんか違うよな~と思ったので記事にします。


この仕組みの一番の利点は、「初めて客」の来店動機を作ることです。
初回は安く来てもらい、気に入ってもらえればリピーターとなってもらい収益を上げるモデルです。


しかし、その訴求力の高さからただの集客ツールとして使われている気がします。
今回の「おせち事件」はその典型だと思います。


2万円相当のおせちを半額で買えるということで、多くの人が買ったようですが、おせちの通販なんて明らかにリピーターを意識してないです。
当然、今後も通販サイトを活用してほしいという狙いがあるのでしょうが・・・何か根本的に違うよな~と感じてしまいます。今回のおせちにしても、半額にしたところで会社は利益も出していたんでしょう。
しかし、共同購入型クーポンシステムはアウトレットではありません。あくまでの初回取引のハードルを下げて、リピーター確保に努めるためのモデルではないでしょうか?
初回は損をしてもいいと言う心構えで、しかも気に入って貰えるだけの質の高いサービスを提供しなくては意味ないと思います。
そのためには、集客後に顧客満足度を最大限に高める用意がなくてはいけません。
おせちにしたって、1万円じゃ安い!と思うような内容のものを届けなきゃ、このモデルは機能しないのです。
だから、根本的にまちがってますよ。


まあ、おせちを売った会社は社長辞任と返金すると言っているので、充分社会的責任は果たしたと思いますが、1回のアウトレット風の取引で利益を上げるモデル、いわゆる売り逃げモデルは今後続くわけないでしょう。


ということで商売をやってる方は、共同購入クーポンの活用戦略をしっかり把握して、有効に使ってください。



からさわ